【お尻のタトゥー・刺青を切除】手術前と直後の傷跡写真
まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に深く感謝いたします。
ブログ等でも刺青(タトゥー)切除は、御紹介していますが、今回は臀部(おしり)の刺青(タトゥー)切除をコラムでご紹介したいと思います。
まず、術前の状態と切除完了時の状態をご覧にいれたいと思います。
この方の術前の大きさが解かる画像もお見せします。
臀部(お尻)は、少し皮膚が伸びにくいので、どのように切除するか迷う場合もあります。
この方にお会いした時は、刺青自体の形状に沿ってくりぬいて切除することで、1回での切除も可能だと考えました。
他の記事にも書きましたが、くりぬく場合は傷の形が不規則になります。
その為、ご本人には、『1回で切除することも可能ですが、その場合は傷が不規則な形になります。2回に分けて切除する場合は、時間とお金がかかりますが、傷は直線的になります』というご説明を差し上げます。
ご相談の結果、患者さんご本人から『傷が直線的な方が良いので、2回に分けて下さい』というご希望を頂き、分割切除をすることとしました。
よく、患者さんから『私の場合は、何回の手術で取れますか?』というご質問を受けます。
刺青切除で患者さんにとって非常に重要な事は、『どれくらいの時間と金額がかかるのか』という事だと思いますが、この方のように『傷の形』が問題になることもあります。
担当医としては、患者さんのご希望が何なのかという事をきちんと考える必要があると思います。
また、分割切除の場合は、1回目の手術が終わった段階では、『中途半端な柄の刺青(タトゥー)』になってしまう時期もあります。
ですので、この点も認識していただきたいと思います。
ご参考までに、この方の1回目の手術後の状態をお見せ致します。
いつも同じような事を書いていますが、治療を受けられる前に、金銭的な問題や治療期間、また傷の経過等もきちんと御確認されることをお勧めいたします。
タトゥー・刺青除去の治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/
【ふくらはぎのタトゥー・刺青を切除】術後の傷跡のビフォー・アフター
刺青切除は、治療方法としては非常に単純で、刺青を切り取って縫い合わせるだけですが、皮膚を切除する分だけ皮膚が少なくなってしまうので、あまり大きく切りすぎると皮膚が寄らずに大変なことになってしまいます。
今回は、下腿の方を2名ご紹介し、大きさによって切り方が違うということを認識していただきたいと思います。
下腿は、皮膚の余裕がないので切除が難しいということが特徴です。
また、皮膚の質によって、切除出来る範囲が変わってきますので、切除には、医師の経験とセンスが非常に大事だと思います。
そのうえで、早く、安く、確実に治療を済ませることが大事ですので、なるべく皮膚を多く切りつつ安全な手術を心がけています。
まず、1人目の方ですが術前(写真1)と術後1か月(写真2)をお見せします。この場合は1回で切除可能です。
まず、1人目の方ですが術前(写真1)と術後1か月(写真2)をお見せします。この場合は1回で切除可能です。
2人目の方は2回に分けて切除いたしました。
術前と2回目の切除が終了した時点での写真をお見せします(写真3, 4)。
1回目の手術が終了した状態をお見せしますが、皮膚に余裕がなく、皮膚が伸びる2回目の手術を待たなくてはいけない感じもお分かりいただけるのではないでしょうか?(写真5)。
分割切除の場合、切除した分の皮膚がなくなり、その方向に皮膚は継続的に引っ張られますので、残った刺青の大きさや形状に変化が出ます。
この方の場合は、横方向にサイズが大きくなると2回目の切除をするときに非常に難しくなってしまいますので、そのようなことを考慮して1回目の切除デザインをします。
この方の切除デザインをお見せします(写真6)。
このような変化が出ることを術前に想定できなくては治療計画も立てられませんので、担当医の技術と経験が何よりも大事になってしまいます。
各々の手術間隔は、約3ヶ月が平均的な数字だと思いますが、これも手術の技術によっては、もっと伸びてしまうこともありますので、事前に確認することが大切だと思います。
手術の途中で、『これ以上は、当院では手術できません』と言われて、私のところにいらっしゃる方にお会いすることもありますので、きちんと最後まで責任を持てる能力の担当医を選ばれることを強くお勧めします。
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【タトゥー・刺青の分割切除の傷跡の経過】4回の手術のビフォーアフター写真
刺青除去の話を前に書いたので、患者さんが増えたのですが、刺青を切除するのは具体的にどうするのかが把握されていないように感じるので、今回は分割して切除するのをどのようにやるのかを簡単に説明しておこうかと思います。
今回、写真掲載にご協力いただいた患者さんには、この場をお借りして、深く感謝の意を表します。
まず、術前の写真(写真1)ですが、大腿内側の刺青で、隣にスケールが置いてあるので、大体の大きさが把握出来ると思います。
この方の場合、一度で切除するには皮膚が足りない(刺青部分を切り取って縫い合わせようとしても皮膚が寸足らずで寄らない)ので、分割切除することにしました。
分割切除が何故可能で、一回に切除するのが難しいのかというと、皮膚はゴムのようなもので、一度切って放っておくと、伸びるので、また切ることが可能になるのです。
1回目の切除デザイン(写真2)にしたがって切除すると写真のようになります(写真3)。
3ヶ月位して、皮膚が伸展した時点(写真4)で、2回目の手術をデザインしました(写真5)。
切除直後の様子は、写真に示す様です(写真6)。
さらに3ヶ月位後に次の手術を計画しましたが、そのときの皮膚と傷は(写真7)のようでした。
3回目の手術直後の様子を(写真8)に示しますが、刺青がほぼ切除出来たのが、分かると思います。この後さらに1回、計4回の手術で完全に刺青を切除することができました。
私の一つの手術を示しましたが、具体的なデザインには、かなりバリエーションがあると思いますし、一度に切除できる量も医師の経験で決まることが多いので、術前に担当医との綿密な打ち合わせが必要だと思います。
また、金銭的にも手術は“一回いくらで、何回か”ということになりますので、術前に十分な費用(一回の手術代金と治療に必要な総額)の説明を受けるようにしていただきたいと思います。
(この方の場合ですが、一回の治療費が10万円位で、総額40万円位でした。)
今回はあえてこのような写真を載せたのは、傷がどれ位の大きさになってしまうのかというのを見て頂きたかったのと、実際に一回でどのくらいの量を切り取って行くのかのイメージを持っていただきたいからなのです。
いつも、しつこいくらいに書いていますが、術前の担当医との打ち合わせは非常に大事だと思いますし、特に金銭的な理由で治療が中断されてしまうのは、患者さんにとって非常に辛いことだと思いますので、このような事も含めて“思っていたのと違う”ということが起こらないように、注意していただきたいと思います。
タトゥー・刺青除去の治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。
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私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
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