はじめに、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深く感謝いたします。
最近、当院では、団子鼻手術(鼻尖軟骨縫縮術)を希望される方が、急増しています。
理由は、はっきりとは、分かりませんが、やっと少し私の術式が一般的な物と違うということが認識されてきたのではないかと思うことにしました。
しかしながら、患者さんからは、相変わらず『他院では、鼻先が変に細くなると言われた』、『鼻先が上を向くのでやめた方が良い』というようなお話を聞きます。説明を繰り返すよりも色々な方をご紹介した方が良いと思いますので、今回も写真からイメージをつかんでいただきたいと思います。
この手術の効果には、個人差(軟骨の大きさと皮下組織の厚さによって影響される)があるという事は、ご紹介していますので、私のブログやコラムからご自分に似た形状の方を探していただくとイメージも掴みやすいと思います。
まず、術前と術後1か月の正面状態を比較していただきたいと思います。何となく、すっきしたのがお分かりいただけると思いますが、よく見ると、鼻の穴の見え方、小鼻の形状が変わったことに気が付かれるはずです。
横から見ると、『鼻先が若干高くなった』のが、お分かりいただけますでしょうか?
斜めの角度を見て頂くと、全体的な雰囲気が変わった印象を受けるのではないでしょうか?
以上が、私が行っている『鼻尖形成(団子鼻手術、鼻先を縛る手術)』ですが、鼻先が上がってしまう『アップノーズ』や、つまんだような形状の『ピンチノーズ』になっていないことが良くお分かりいただけると思います。
さて、術後の腫れ方について御紹介したいと思います。患者さんにお聞きすると(術後抜糸までの間にお会いすることがないので)、術後2-3日をピークに非常に腫れるようです。
術後5日目の抜糸時の状態をお見せしますが、この状態は、腫れがすでに引き始めているということになります。
いつも同じことを書いていますが、同じ名前の手術でも担当によっては、別物です。
私の手術は、どの手術も共通していることが、『自然に仕上がる』ということですが、悪い言い方をすると『変化が少ない』ということだと思います。
担当医の感性によっては、『別人のように劇的に』という仕上がりになることもありますので、ご自分の感性に合った担当医探しが非常に重要であることは、言うまでもありません。
私は、当院での手術を強引に患者さんにお勧めすることはしません。診察も私の考えをはっきりとお話しするように努めておりますので、他院での治療に不安がある方も含めて、是非ご来院頂きたいと思います。
治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/
鼻尖軟骨縫縮、小鼻縮小の効果
鼻の診察をしていると、“鼻が大きく見えるので、小鼻をすっきりさせたい”というご希望の方によくお会いします。
確かに、小鼻の手術をした方が綺麗になる方もいらっしゃいますが、鼻尖の手術をすることにより小鼻の形に影響を与える方にもお会いすることがあります。
そのような場合には、“ご本人の場合は、小鼻の手術をするよりも鼻尖軟骨縫縮の方が適応かもしれません”とご説明するようにしています。
ここで、具体的に実例でご説明したいと思います。
術前後の下から見上げた写真をご覧いただくとわかりやすいと思いますが、鼻尖が細く高くなると同時に小鼻の張りが抑えられた変化がでているのがお分かりいただけると思います。
同様に正面の写真でも小鼻が小さくなったように見えるのがお分かりいただけると思います。
これは当然のことなのですが、ご自分の顔を鏡で見ながら、鼻尖をつまんでいただくと、この小鼻の変化が容易に理解できると思います。
手術計画を立てる際に、ご本人の希望は非常に大事なので、“小鼻の張りを抑えたい”という方に、小鼻縮小を検討するのは当然なのですが、“鼻尖軟骨縫縮の適応がないか”を一緒に考えるのも大事だと思います。
私は、この手術が個人的に好きなのですが “腫れが少ない”ということと“傷が表面に付かない”のが大きな理由です。
術式については、他のコラムでご説明しましたが、形が戻る事もほとんどありませんし、横からの写真でも分かるように、鼻尖は下に向くことが多く、上に向いてしまうこともない手術であることも付け加えておきます。
どの手術でも、担当される医師によって“違いがある”ので、術前にはご自分のご希望を伝え、どの手術が自分にふさわしいものなのかを担当医と一緒に考えられることをお勧めいたします。
治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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鼻尖軟骨縫縮(団子鼻手術)の変化と効果
鼻尖軟骨縫縮の手術において、患者さんからは相変わらず『他院で変化が出ないと言われた』、『鼻先が上を向くのでやめた方が良い』というようなマイナスイメージのお話を聞くことも、稀ではありません。
私の鼻尖軟骨縫縮のやり方は、一般的な術式と異なりますが、色々な方をご紹介しますので、参考にしていただきたいと思います。
以前より、効果には、個人差(軟骨の大きさと皮下組織の厚さによって影響される)があるという事は、ご紹介していますので、イメージをつかんでいただきたいと思います。
また、今回の方は腫れが強く出ましたので、術後の経過も個人差として、ご紹介したいと思います
術前と術後3か月の状態を比較していただきたいと思います。
まず正面からの状態変化です。
鼻先のボリューム感が減って、鼻筋が、すっきりとしたのがお分かりいただけると思います。
斜めからの状態を比較していただくと、写真では、あまり変化が感じられないかもしれません。
しかし、下から見上げた状態では、鼻先が細くなって、少し高くなったのがお分かりいただけると思います。
横顔を見るとアップノーズ(鼻先が上を見いている状態)にはなっていないのもお分かりいただけると思います。
全体的な変化としては、非常にマイルドだと思います。
久しぶりの人にも『痩せた?』『感じがなんとなく変わったよね』等のコメントをもらう程度の変化だと思います。
この変化が良いのか、悪いのかというのは、患者さんによって受け取り方が違うと思います。もう少し鼻先を高くしたい場合には、鼻尖部に軟骨移植を併用した方が効果がしっかりと出せます。
医師の中には、ともすると『はっきりとした変化』を出したことが『綺麗にした』と感じる方も多いようです。
しかし、私は日本人に好まれるのは『人には指摘されない程度』の微妙な変化だと思っていますし、そのような手術を好んで行っています。
『昨日の私とは、さようなら』というような感性の方には、私の手術はお勧めできませんので、他院を選ばれた方が良いと思います。
いつも書いていますが、手術の技術的な問題もありますが、担当医の『感性』との相性は、美容外科の手術においては、何よりも大事です。
ご自分に合った担当医を探されることが、手術を成功させる秘訣だと思いますので、術前の打ち合わせを大事にしていただきたいと思います。
術後の腫れについても御紹介したいと思います。
先述しましたように、この方は『腫れが強めに出た方』ですので、ご参考にしていただければ幸いです。
術後5日目の抜糸時の状態です。
鼻先の皮下出血が目立ち、横から見ると腫れのために丸く膨らんだように見えます。
最後に、この手術の利点と欠点について簡単にまとめてしまおうかと思います。
利点は、大きな変化は望まないけど、ご自分ではお分かりになる効果が出せ、傷が鼻の穴の中にしかつかないことで、欠点は、大きな変化が出せないことだと思います。
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