美容外科話

COLUMN

目頭切開
第185話

目頭切開のデザインと形の変化

目頭切開診察をしていると、『私は、どれくらい変わりますか?』というご質問をよく受けます。今回はお2人の方をご紹介して、デザインと術後の仕上がりに関してご説明したいと思います。この話にお写真を提供して頂いたモニターの方々にはこの場をお借りして深く感謝したいと思います。

まず、1人目の方ですが、術前(写真1, 2)と術後1カ月(写真3, 4)の状態変化を比べていただきたいと思います。
BeforeBefore

術前

AfterAfter

術後1ヶ月

目頭の形が変わり“雰囲気がかなり変わった”のがお分かりいただけると思います。
この方の場合は、診察時に『メイクをした時の感じにして欲しい』とのリクエストがありました。手術のデザインとしては、しっかりと変えた感じですので、切り幅も若干大きめにしました。
ここで、診察時にメイクしていただいた時の状態(写真:術前(メイク時)1・2)と術後1ヶ月の状態(写真:術後1ヶ月1・2)の状態を比べていただけると、ご本人の希望に近く仕上がったのがお分かりいただけると思います。

After

術前(メイク時)3・4、術後1ヶ月3・4

After

術前(メイク時)1・2、術後1ヶ月1・2

次に2人目の方をご紹介しますが、この方は『自然な感じで若干の効果が出るようにして欲しい』とのリクエストでした。術前の状態(写真:術前(メイク時)3・4)と、術後1か月の状態(写真:術後1ヶ月3・4)をお見せしますが、大きな変化がないものの、赤目の部分の大きさが変わったこと、目頭側の二重のラインが若干広くなったことが、お分かりいただけると思います。
このように、ご本人のご希望をお聞きしてデザインしていますが、目頭の形をすっきりさせることを第一の目標にしています。
今回のように、同一医師でもデザインで結果が変わりますので、担当医との術前打ち合わせを大事にしていただきたいと思います。

目頭切開診察をしていると、『私は、どれくらい変わりますか?』というご質問をよく受けます。今回はお2人の方をご紹介して、デザインと術後の仕上がりに関してご説明したいと思います。

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。