美容外科話

COLUMN

刺青切除・刺青除去レーザー
第224話

【うなじ(首)のタトゥー・刺青を切除】傷跡の経過写真でビフォーアフターを解説

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に心より感謝いたします。

うなじの刺青について、当院では消したいと相談にみえる方が多いので、私としては案外入れている方が多いように感じています。

うなじの刺青は、髪形で隠すことが出来るため人目にはほとんど触れず、入れている方に気が付くことが少ないようですが、海外では、ファッションとしてこの場所に刺青を入れるのは、珍しいことではないので、日本人も入れている方が多いのでしょう。

ただ、日本の風習では、不都合な事があるようです。

特に私のところにいらっしゃる方で多いのは、『髪をアップに出来ない』という方です。

洋装、和装に関わらず、髪をアップにする機会が多い結婚式やパーティー、また、プール、温泉等の『髪の毛を必然的に上げざるをえない状況』で、不都合を感じ当院に相談にみえます。

今回は、案外一般的な刺青の部位なのですが、なかなか画像として見る機会も少ないようですので、これをご紹介したいと思います。

この方の、術前(写真1)と2回の切除が完了した状態(写真2)をお見せします。

BEFORE
術前
AFTER
術後

皮膚に余裕がないので、1回で切除するのは、難しいのですが、2回に分けると切除が可能となります。


1回目の手術が終了した状態
1回目の手術が終了した状態

1回目の手術が終了した状態(写真3)をお見せしますが、2回目の手術で切り終わることを考えながらデザインをしています。

ここに、形成外科的な皮弁や皮膚の移動の知識と経験が要求されます。

1回で切除出来ない場合、1回目の手術後に皮膚は継続的に引っ張られますので、残った刺青の大きさや形状に変化が出ますので、この変化を術前に想定しながら、手術を計画することが大事だと思います。

『首のところを切って神経とか血管とか大丈夫ですか?』とよく聞かれますが、皮膚しか切りませんので全く問題ありません。ご安心の上、手術を受けていただきたいと思います。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。