美容外科話

COLUMN

目の他院修正手術
第441話

切開重瞼術(両目)、眼瞼下垂手術(片目)の他院の修正手術

手術名:眼瞼下垂修正

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

この方は、5年前に両側切開重瞼術を受け、その後右のみ眼瞼下垂手術を他院にて受けられた方です。

目の左右差と二重の形が気になるとのことで当院を受診されました。

この様に、すでに2回手術を受けられた方にお会いするのも珍しくはないのですが、『手術回数が増えるほど難易度が上がる』という現実があります。

また、組織の修復能力も初回の手術よりも下がりますので、『術後の経過に時間がかかる』ということになります。

術前(写真1)と術後6か月(写真2)の状態変化をご覧頂きたいと思います。

BEFORE
手術前(写真1)
AFTER
術後6カ月(写真2)

目が全体的にはっきりとして、左右差も少なくなっていると言えます。


手術前(写真3) 術後6カ月(写真4)
手術前(写真3) 術後6カ月(写真4)

しかしながら、閉瞼時で比較すると、術前(写真3)と術後6か月(写真4)では、まだ傷が綺麗になりきっていないとも言えます。

この様に、傷が治るには時間がかかり、さらに6か月程度経過すると、改善が見込めると思います。

この途中の経過に関しては、私の『note』にてご紹介しますので、そちらをご覧頂きたいと思います。

処置前(写真5)
処置前(写真5)

では、手術についてご説明したいと思います。

皮膚の切開を加えただけでも、矢印で示したように瞼板がすぐ露出し、この回の組織が無くなっていることがお分かりいただけますでしょうか。

ちょうど緑の線で示したように、この範囲が窪んでしまっています(写真5)。

処置後(写真6)
処置後(写真6)

この部分の穴埋めをし、挙筋腱膜を少し移動するという処置を中心に修正手術を行いました。

この処理が終わった状態をお見せしますが、『何となく組織が増えた』と認識して頂ければ十分です(写真6)。

言葉で書くと非常に単純なのですが、2回の手術によって組織が硬くなっている部分を剥離するという工程には、非常に高度な技術と根気が要求されます。

よく、『黒目をはっきりさせたいなら、絶対に眼瞼下垂手術をやった方が良い』と勧められたという方にお会いしますが、なぜその処置が自分に必要なのかを、術前に納得した上で手術を受けられることをお勧めします。

最後に、修正手術の術後は腫れるのが一般的です。この方の腫れの経過に関しては、私の『ブログ』にてご紹介しますので、そちらも併せてご覧いただければ幸いです。

https://ameblo.jp/dr-y-yamamoto/entry-12671332975.html

目の他院修正の手術例はこちらにまとめております。
https://dr-yamamoto.com/column/?ca=21

noteでは傷の経過についてご紹介しております。
https://note.com/yamamotoclinic/n/n0643620013fe

関連動画はこちらです。※出血シーンがございますので閲覧にはお気を付けください。

施術名:眼瞼下垂修正

施術内容:この方の場合、眼瞼下垂修正術にて目の左右差と二重の形を修正する

副作用(リスク):術後の腫れ・一時的に悪化したように見えることがある・手術後の経過に時間がかかる   

施術料金:二重切開修正¥770,000(税込)モニター¥654,500(税込)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。