同じ場所の刺青であっても、柄や大きさによっても差異がありますし、また、柄が斜めなのか縦なのか、あるいは横に入っているか等によっても切除の仕方に違いが生じます。
そこで、今回は同じ場所でも違う柄の刺青の切除をした2人の方をご紹介いたします。
写真1,2,3の方は左上腕に王冠の刺青が入った方です。
このような場合は一度で切除しようとすると、皮膚が寸足らずになってしまいます。
皮膚の伸び方や伸びる方向は非常に個人差がありますので、術前の触診が大事です。
この方の場合は斜め方向の皮膚の伸びが良かったため、斜めに切除することとしました。
切除に際しては皮膚のしわ方向を見極めて、なるべくその方向に切除デザインをすることにより、傷がきれいに治るような工夫をします。
この方の1回目の手術が終了した時点での状態をお見せします(写真2)。
一見、もう少し頑張れば、1回で切除できるように思えるかもしれませんが、もう少しと思って頑張ると皮膚が寄らないという状況に追い込まれてしまいます。
2回目の手術が終了した状態をお見せしますが、このように1本の傷で、切除が出来ます(写真3)。
テーピングしていたテープの糊がついていますので、若干見難いですが、テーピングを続けていただければ、数か月間後、次第に傷も落ち着きます。
次の方は、左上腕に半周以上の刺青が入った方です。
この方の場合は、1回で切除可能です。
これは上下幅があまりないために、切除して寄せることが可能だからです。ただし、すべての方が1回で切除可能という訳ではなく、皮膚の伸び方に個人差がある事はもちろんです。
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