美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術

【小鼻縮小の失敗修正のビフォーアフターまとめ】他院施術での左右差を改善

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

今回ご紹介するのは、『他院にて小鼻縮小をしたら、左右差が出てしまった』という方です。

術前と術後の状態を比較していただきたいと思います。

BEFORE
術前正面(写真1)・術前斜め(写真3)
AFTER
術後正面(写真2)・術後斜め(写真4)

小鼻の高さと形がかなり違っていいたものが、改善されたのがお分かりいただけると思います。

斜めから見ていただくと、小鼻の高さの変化がよりはっきりとお分かりいただけると思います。


デザイン
デザイン

このように左右差が出てしまっている場合は、『左右で異なったデザイン』をする必要があります。左右それぞれのデザインをお見せします。担当医としては、このラインが引けるか否かの『デザイン力』が非常に大事だと思います。

術直後(写真7)
術直後(写真7)

術後5日目、抜糸時 (写真8.9)
術後5日目、抜糸時 (写真8.9)

小鼻の手術は、腫れにくいということを書いたことが何回かありますが、修正手術でも腫れは少ない方だと思います。
術後5日目、抜糸時の状態をご覧に入れますので、ご参考にしていただきたいと思います。

⇒鼻の他院修正についてはこちらに手術例をまとめております

いつも同じようなことを書きますが、修正手術は非常に難易度が高く、最初の手術のように患者さんのご希望を聞いてあげられないこともしばしば起こります。

このような事態に追い込まれないように最初の手術では『担当医選び』を慎重にしていただきたいと思います。

施術名:小鼻縮小修正(鼻翼縮小修正)

施術内容:他院にて小鼻縮小を受けられ、左右差が気になるというご希望で修正手術を行いました。

副作用(リスク):抜糸後1ヵ月程度は傷跡の赤み・左右差・腫れ

施術料金:小鼻縮小修正 通常料金¥462,000(税込)モニター料金¥392,700(税込)
  

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

【小鼻縮小 やりすぎ】鼻手術の他院修正(韓国編)

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深謝いたします。

今回は、他院(韓国)にて鼻中隔延長術、鼻尖軟骨移植術(鼻尖形成術)という鼻の手術を受けられた後に、鼻が不自然になってしまったという方をご紹介したいと思います。

最近は、韓国で手術を受けられる方も増え、帰国後にこのような相談で来院される方も増えています。

ご本人としては、『鼻整形をやり過ぎちゃった』という事がお悩みでした。

やりすぎた小鼻縮小の修正手術の術前術後の変化

術前(写真1)、術後6か月(写真2)の状態を御覧に入れたいと思います。どこが変わったのかお分かりいただけますでしょか?

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後6ヵ月(写真2)

鼻先(鼻尖)の形状が変わったのがお分かりいただけるでしょうか?

術前・斜め(写真3)術後6ヵ月・斜め(写真4) 術前・下から(写真5)術後6か月・下から(写真6)
術前・斜め(写真3)術後6ヵ月・斜め(写真4)
術前・下から(写真5)術後6か月・下から(写真6)

斜めから見ると、鼻先(鼻尖)の高さ、形状が、全体的に自然な感じになった事がよく分かると思います(写真3, 4)。

下から見上げると、鼻先(鼻尖)の形状と高さの変化が、より分かり易いと思います(写真5, 6)。

術中の様子

問題部位(写真7) 術中(写真8)
問題部位(写真7) 術中(写真8)

修正手術ですが、鼻先をマジックで囲んだ部分(写真7)に問題がありますので、その元になっている内部組織の調整を行います。

手術中の状態をお見せします。

矢印で示し、ピンセットで摘まんだ部分が、鼻中隔延長術により移植された軟骨です。

この部分を中心に形状の調整を行いました(写真8)。

手術後の腫れについて

抜糸時(写真9・10・11)
抜糸時(写真9・10・11)

さて、このような手術後の腫れですが、鼻根部(鼻の目に近い側)まで操作していないため、案外腫れが少ないというのが一般的です。

術後1週間、抜糸時の状態をお見せしますので、ご参考になれば幸いです(写真9, 10, 11)。

⇒鼻の他院修正についてはこちらに手術例をまとめております

※関連動画はこちらです。
出血シーンがございますので、閲覧にはお気を付けください。

術名:鼻尖形成修正術

施術内容:他院にて鼻中隔延長術、鼻尖軟骨移植術を受けたあとの不自然になってしまった鼻を修正する。

副作用(リスク):術後の腫れ・抜糸まで鼻先にテープ固定が必要

手術料金:通常料金¥421,000、モニター料金¥336,960

※モニター料金はホームページ等のメディアに写真や動画を使用させていただく代わりに手術料金がお安くなる制度です。

いつも同じことを書きますが、こういう修正手術の必要がないように、初回の手術カウンセリングの時点で、担当医との『美的感覚』の違いがないのかを確認することは、非常に大事です。

特に、外国の先生とは、『言葉の壁』による思い違いや誤解、『美的感覚の違い』による形状の差異があると思いますので、術前に色々と確認することが、大事だと思います。

小鼻の形が変になっちゃいました!! (他院修正)

小鼻縮小術の際には、デザインが重要であることは、何回も書いてきました。また、それと同じくらい、曲面的に切って、球体のような縫合を加えていくという事も大事というお話も何回か書きました。こうしたプロセスがきちんと出来ないと、小鼻の形状がおかしくなってしまいます。

この方は、小鼻縮小術後の形状が気になるというのが、お悩みでした。

では、術前の状態からご紹介したいと思います(写真1)。

正面から見ると右小鼻の形状が三角形(黄色い線で示しました)のようになり、左小鼻は、黄色い矢印で示した部分と緑色で示した部分が『段差』になっています。

斜めから見ると、小鼻の一部が凹んでしまっている(緑の矢印で示した部分)ことが、お分かり頂けると思います(写真2)。

また、下から見ると、右小鼻の形状が直線的になり、左小鼻の一部が凹んでいることが、はっきりとお分かり頂けると思います(写真3)。

このようになってしまった原因は、

1.デザインの悪さ 

2.曲面的に切除しなかったこと 

3.縫合の力のかけ方が悪いこと 

だと考えられます。

したがって、修正手術では、デザインをし直し、組織の一部の曲面を復活させ、丁寧に縫い直すということを行います。これらは、言葉にすると当たり前で単純なのですが、各工程が非常に難しく、高度な技術が要求されます。

特に中の組織が硬くなっているために、凹んだ部分を修復しながら曲面的に仕上げる工程には苦労します。中の硬くなった状態の組織をお見せします(写真4)

こうした工程を経て落ち着いた状態を、正面(写真5, 6)

笑った状態(7, 8)で比較して頂きたいと思います。笑った時の形状変化も自然になっています。

また、内部の癒着と引き込みを解除し、組織を曲面的な状態に置き換えることによって、小鼻の凹んだ感じも解消しました(写真9, 10)。

切り離した小鼻を顔側に縫う際も、その方向が非常に大事で、この縫合方向を変えることによって、下から見た状態も改善させました(写真11, 12)。

このように、小鼻縮小の修正手術は、非常に難しいものになってしまいます。

小鼻縮小術自体を簡単だと認識している医師もいますが、左右差のある小鼻をご本人の丸い形状を崩さないようにしながら小さくするというのは、デザインから非常に難しく、切り方、縫合に至るまで気を抜けない工程が連続するので、小鼻縮小術は『非常に難しい』手術でもあると言えます。

よく書くのですが、こうした修正手術を受けなくて良いように、担当医の症例写真から『腕を判断する』という事が非常に大事だと思います。

施術名:小鼻縮小修正術(他院修正)

施術内容:一度小鼻縮小術を受けられた後に、更に大きさを小さくしたり、左右差を整えることが可能

副作用(リスク):抜糸後、1~3ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。        

価格:通常料金¥528,000・モニター料金¥448,800(税込)※2024/2/15現在※

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/#nose

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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