美容外科話

COLUMN

刺青切除・刺青除去レーザー

タトゥー・刺青切除のテレビ取材(TBS編)とその後の傷跡の経過&その他症例まとめ

テレビ取材は、何回か受けていますが、今回はTBSの取材を受けましたので、取材の様子をご紹介したいと思います。

この取材には、色々な患者さんにご協力いただきましたので、この場をお借りして皆様に深く感謝したいと思います。

今回の話では、手術風景の取材撮影にも快諾していただいた3人の方々の手術経過をご紹介したいと思います。

一人目の術前と術後
一人目の術前と術後
二人目の術前と術後
二人目の術前と術後

まず、最初の方ですが、上腕(二の腕)にイルカの刺青があります。

この大きさを1度で切除してしまうのは、難しいのですが、2回の切除で完全に切除することができました(写真1, 2)。

今回の取材が2回目の手術でしたので、ちょうど取材中に刺青がなくなりましたので、ご本人にとっても記念すべき手術だったのでは、ないでしょうか?


三人目の術前と術後
三人目の術前と術後

3人目の方は、足首の近くに刺青が入っている方です。

前腕の方に比べると非常に小さいサイズなので、簡単に切除出来そうに見えますが、足首近くの皮膚は硬いので、柄全体を切除してしまうと、残った皮膚同士を引き寄せるのに『寸足らず』の状態になってしまうこともあります。

このため、切除するのに工夫と技術と経験が必要です。この方の柄の場合、真ん中の正常皮膚を切り取らずに残すように工夫し、1回で切除出来ました(写真5)。

術後の状態をお見せしますが、柄の真ん中の皮膚を残したことで、皮膚に無理な力がかかることなく切除出来たのがお分かりいただけると思います(写真6)。

このようにいつもと同じように治療を行うのですが、取材となると、 カメラマンの方やマイクの方が近くにいらっしゃいますので、患者 さんとしては少々緊張するようです。

今回は、刺青切除の手術取材を受けていただいた方をご紹介しましたが、2回で切除が完成する場合2回目までの治療間隔は2-3ヶ月ですので、この手術を最短で2ヶ月間で全て終えることが出来ます。

いつも申し上げていますが、どの手術も担当医との治療計画が非常に大事です。

治療前に担当医ときちんと計画を練るようにしていただきたいと思います。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

【腕の刺青を1回で切除】傷跡の経過写真とビフォーアフターの解説(イバラ編)

刺青除去、特に刺青切除について、どの方からも相変わらず多いご質問は、何回で切除可能であり、時間的にどのくらいかかるのかということです。

今回は、数名の方を同時にご紹介することにより、1回で切除する刺青の大きさのイメージをつかんでいただければ幸いです。

私は、刺青除去ご希望の方には、時間と費用が最小限になるように治療法をご提示するようにしています。

傷の形が不規則になることを除けば、ある程度の大きさの刺青は1回で切除することも出来ます。

まず、上腕の場合をご紹介します。

最初の方は、全周性に刺青がある方です(写真1, 2)。

BEFORE
術前
AFTER
術後

まず、上腕の場合をご紹介します。最初の方は、全周性に刺青がある方です(写真1, 2)。


写真3, 4
写真3, 4

このような大きさの方も1回で切除が可能です。

次にご紹介する方は、他院でレーザー治療を受けられ、薄くはなったが、依然として刺青が分かってしまうという方です。このような場合も1回で切除可能です(写真3, 4)。

写真5, 6
写真5, 6

当然のことながら、もう少し小さいサイズの刺青は、簡単に1回で切除可能です(写真5, 6)。

写真7, 8
写真7, 8

次に前腕の方をご紹介します。

切除をするという点では同様ですが、上腕(二の腕)よりも皮膚が伸びにくい事もありますので、切除デザインに気を遣うこともあります(写真7, 8)。

このように1回で切除する方法ですが、術中に皮膚を調整しながら縫い合わせる作業には経験と技術が必要です。

今回ご紹介した方々の中では、レーザー照射し、形が残ってしまっているような方の場合です。こうした柄を1回で切除するのは、誰でも出来るわけではないので、術前によく担当医から説明を聞く必要があります。

また、刺青の形や大きさから1回で切除できない場合もあり、このような場合には、数回の手術を2, 3ヶ月の間隔を置きながら行います。

このようにすることにより、切除不能と思われたものも切除できるようになります。刺青除去には、レーザー治療や植皮も含めて、色々なバリエーションが考えられる場合もあります。

1つの治療法だけでなく、色々なバリエーションを聞いた上で、ご本人に最適な治療方法を患者さんとともに選ぶのも担当医の役目だと思います。

また、金銭的な問題や時間的な問題も非常に大事であると思いますので、色々な説明を聞かれた上で、治療を始められることをお勧めいたします。

腕のタトゥー・刺青の切除は1回でどこまでとれる??

刺青切除ご希望の方から『私の場合は、1回の手術で取れますか?』というご質問は、非常によく受けます。

今回は、比較的大きい刺青を切除した方々をご紹介しますので、どの程度の大きさのものまでが1回で切除できるかのご参考にしていただきたいと思います。

刺青切除を考える際に、刺青を四角で囲んだ場合、どちらかの辺が短ければ1度で切除出来ることが多いというのが原則です。

右上腕(二の腕)にほぼ全周に刺青がある方をご紹介します(写真1, 2)。

BEFORE
術前
AFTER
術後

このような大きさの場合は、上下幅が狭いので、長い刺青であっても、ほとんど1回で切除可能です。


写真3, 4
写真3, 4

また、腹部は皮膚が伸びやすいので、もう少し幅がある柄でも1回で切除可能です(写真3, 4)。

この腹部の方の場合、以前に手術を受けた傷がありますので、傷を増やさないように注意を払って切除ラインをデザインします。

これには、医者の高度な技術が必要ですので、術前にどのように切除するかを担当医に確認する必要があります。

また、患者さんから、『他院では、時間的にも金銭的にも、もっとかかると言われました』とコメントをもらうことも多いのですが、私は、常に「最小限の費用と時間で終了するように」という方針を取っています。

写真5, 6
写真5, 6

さらに大きな刺青の方もご紹介したいと思います。

左の上腕(二の腕)の方です。この大きなサイズの刺青を1回で切除するのは、難しいのですが、2回の手術で切除することが可能です(写真5, 6)。

写真7
写真7

この大きさの刺青では、『切除だけの手術では、無理で植皮と言われました』という方にもお会いしますが、切除で終わるものは切除で終わらせるというのも私の医者としてのポリシーでもあります。

この方の1回目の切除後の状態(写真7)をお見せしますが、横幅がもう少し小さければ1回で切除出来たことがお分かり頂けると思います。

いつも同じような事を書いていますが、担当される先生の技量によっても、切除回数が異なります。

治療前に、金銭的な問題や治療期間、また何よりも大事な治療方法等もきちんと御確認されることをお勧めいたします。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
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また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
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当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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