美容外科話

COLUMN

小鼻縮小
第522話

小鼻縮小術、小鼻をどう切る?どう縫う?

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

小鼻縮小術では、どのようにデザインして、どう切るかという事が非常に大事だという事は何回もご紹介しています。特に『小鼻の丸み』を残すように手術をしないと、自然界には無い形状になってしまいますので、注意が必要です。 さっそく、術前(写真1)、術後3か月(写真2)の正面の状態を比較して頂きたいと思います。

BEFORE
AFTER

小鼻の張りが抑えられて、全体的な横幅も小さく見える事がお分かり頂けると思います。また、鼻の穴の見え方も変化しでいます。

下から見て頂くと、横幅が変化したことにより、鼻先が少し高くなったように見えるかもしれません(写真3, 4)。

斜めから見て頂くと、小鼻の位置が上がり、鼻の穴の見え方も小さくなったことがお分かり頂けるはずです(写真5, 6)。

変化で見ると、『なんとなく変わった』という程度なのかもしれませんが、案外大きく切除します。

デザインにスケールを当てていますので、どの程度切ったのかをご確認して頂きたいと思います(写真7)。

また上下のデザイン線では、直径が異なりますので、これらをずれないように曲面的に縫い上げていきます。片側を終了した時点での状態をお見せしますが、線で示したように上のデザイン線と傷口が同じ高さになるように仕上げます(写真8)。

下から見た状態でも、局面的に仕上げていること、デザインのように小鼻の付け根の高さが変化したことがお分かり頂けると思います(写真9)。

手術翌日、翌々日、3日目の状態をご本人よりご提供して頂きましたので、ご紹介したいと思います。

手術後翌日(写真10)では、頬の腫れも出て小鼻が横に広がったように見えます。翌々日になると若干軽快していることがお分かり頂けると思います(写真11)。

手術後3日目になると、頬の腫れが減少した事と小鼻の横幅が小さくなっていることがお分かり頂けるはずです(写真12)。

下から見て頂くとこうした変化が、より分かりやすいかもしれません。手術翌日(写真13)、手術翌々日(写真14)、手術3日目(写真15)。

私の手術を『自然な変化』と評価して来院される方が多いのですが、デザインには非常に気を遣っています。小鼻には、必ず左右差がありますので、この点を考慮しながら線を書かなければいけません。また、デザインのみでなく、組織をどのように厚く残すのか、皮膚の下の中の組織の完成形を想像しながら、縫い合わせていく必要もあります。

今回、この縫合についてご紹介しましたが、手術中の確認や微調整なくして成り立ちません。このため、手術時間はゆとりをもって、計画することにしています。

時々、『手術後3か月は動かない方が良い』と他院でボトックスを勧められたという方にお会いすることもありますが、通常に生活して問題ないように、手術をするのも『医者の腕』だと思います。美容外科の手術は、担当医によって別物であることは、よく書いていますが、術後の固定や、手術への向き合い方も担当医によって様々です。

術前に担当医とよく話して、諸々が『自分の感性』と合っているかを考えることを強くお勧めします。

施術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

施術内容:小鼻を小さくする・小鼻の広がりを解消する

副作用(リスク):抜糸後、1ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。         

価格:通常料金¥385,000(税込) モニター料金¥308,000(税込)※2024.11.11現在※

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。

『美容外科話』著者

  • 1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。