美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第488話

鼻中隔延長術、鼻筋曲がって、鼻先が下がりすぎちゃった!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

この方は、他院にて鼻中隔延長術を受けられた方です。鼻筋が曲がっていること、鼻先が下がってしまい気になるというのが、ご本人の相談内容でした。

治療目的として、鼻尖の形状を変えること、鼻筋を真直ぐにすることを考えました。しかしながら、鼻翼軟骨が高度に変形していると、矯正しても軟骨の形状の曲がり癖が治らずに、鼻先を真直ぐに修正することは非常に難しいことも珍しくありません。

ご本人にも、『鼻先の形状は良くなると思いますが、曲がった感じは残るかもしれません』とご説明した上で、手術を行うこととしました。

では、術前(写真1)の下から見た状態をお見せします。

鼻柱が傾き(黄色線)、鼻尖の一部が尖っている(緑矢印)事がお分かり頂けると思います(写真2)。

術中所見(写真3)をお見せしますが、うす緑の円で囲んだ部分に軟骨が移植されていました。

これを丁寧に外し、鼻中隔を露出させました(写真4)。 鼻中隔に移植されていた軟骨(ピンセットでつまんだ部分)が長すぎましたので、適度な長さにカットしました。

この後、鼻翼軟骨の位置、形状を修正しました(写真5)。

軟骨の位置、形状を修正した状態(写真6)をお見せします。鼻柱が真っ直ぐになり、鼻尖の形状も整ったのがお分かり頂けるはずです。

鼻尖に移植されていた軟骨は、ほぼ不要であることが判明しましたが、横から見ると若干凹んだ部分があったので、再加工して、この部分に移植することにしました(写真7)。

術前(写真8)と術後6か月(写真9)の状態をお見せします。

鼻先が下向いた感じが改善し、尖った部分も丸くなったことがお分かり頂けますでしょうか?横顔の術前(写真10)と術後6か月(写真11)では、鼻先の尖った感じと下に垂れたような感じが改善しています。

この方の手術をしてみて思ったのは、『鼻中隔延長術は不要だった』という事です。私ならば、『鼻尖形成術単体』で十分な効果が出せたと思います。

手術は、受けてしまえば、“たられば”はありませんが、手術を受ける前でしたら、『この先生のこの手術を受けたらどうなるか』という事を検討する余地が十分にあると思われますので、術前に十分な検証が大事だと思います。

どの手術もそうですが、『適応』というのが、非常に大事です。我々医師側がやりたい手術を選ぶのではなく、患者さんに必要な手術が何かを一緒に考える姿勢が美容外科医には何よりも大事だと思います。

いつも同じような事を書きますが、手術計画や手術デザイン等結果に直結するものを、担当医がどのように考えているかというのは、非常に大事なことです。術前には担当医の症例写真を穴が開くほどよく見て、様々な点からチェックする努力が必要だと思います。

手術名:鼻中隔延長修正

手術料金:鼻中隔延長術修正【通常料金】¥550,000(税込み)【モニター料金】¥467,500

リスク:抜糸までギブス固定が必要。鼻先が一時的に硬くなる。

鼻の他院修正の手術に関してはこちらに手術例をまとめております
https://dr-yamamoto.com/column/97644/

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/retouching/#cost-1-2

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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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