美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第502話

鼻先が下がりすぎちゃった!!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

この方は、他院にて鼻先に軟骨移植術を受けられた方です。鼻先が下に向きすぎたのを改善したいというのがご本人の相談内容でした。

早速、正面から見た術前(写真1)と術後6か月(写真2)を比較して頂きたいと思います。

BEFORE
AFTER

正面の変化は、分かり難いかもしれません。

横から見ていただくと、術前(写真3)と術後6か月(写真4)では、鼻先の尖り方と高さの変化がよく分かると思います。

下から見て頂くと、術前(写真5)と術後6か月(写真6)では、ほとんど変化していないことがお分かり頂けると思います。

では、実際にどのような手術をしたのかを、順を追ってご紹介したいと思います。

手術は、移植軟骨の位置を確認するために、『オープン法』を使用して行う必要があります。開けてみると、移植軟骨と大鼻翼軟骨が一塊となっていることがわかります(写真7)。

この塊になった軟骨を少しずつばらして行きます。この時に移植されている軟骨を傷つけてしまうと、再移植出来なくなってしまいますので、細心の注意を払いながら、丁寧に行います。鼻尖に移植されていた軟骨(矢印で示した部分)と大鼻翼軟骨と分離しました(写真8)。

この後、大鼻翼軟骨を丁寧に左右に分離して、軟骨の形状を整えます(写真9)。左右大鼻翼軟骨を寄せ合わせて、鼻尖の形状を整え、軟骨を移植する土台にします。

この後、移植されていた軟骨を再移植するのですが、横顔もチェックしながら慎重に行う必要があります。これらを終えた状態をお見せします(写真10)。

よく、『今回の移植軟骨は、どこから取るのですか?』という質問を患者さんから受けますが、私は、『移植してある軟骨を使用しますので、軟骨は取りませんよ』とお答えすると、『他院では、新しく軟骨を取ると言われた』と驚かれます。

基本的に、『最小限の手術で対応する』というのをモットーにしていますので、他院とはこのように方法に差異が出ます。確かに新しく用意した軟骨の方が、『扱いが楽』ですし、移植されていた軟骨を再移植できるレベルで傷つけずに丁寧に摘出する事は非常に高度な技術が要求されます。

しかしながら、患者さんのことを考えれば、新たに軟骨を摘出しない方が良いと思います。

このような工程を経て、修正手術を行います。修正手術が、非常に難しく、手間がかかることがお分かり頂けると思います。

いつも書きますが、術前に担当医の『手術技術レベルや美的感覚を症例写真から汲み取る』努力が必要であると思います。

また、担当医の技量によって、出来る事、出来ないことが違うばかりか、『鼻先に穴が開いてしまう』リスクを修正手術は含みますので、よく比較検討されることをお勧めします。

施術名:鼻尖移植物除去+鼻尖形成修正術

施術料金:鼻尖移植物修正¥440,000(モニター¥374,000)

     鼻尖形成修正¥445,500(モニター¥378,700)

     オープン法¥110,000

今回のように同時に行った場合の合計¥995,500(モニター¥862,700)

※すべて税込み表示(2024.2.26現在)

施術内容:鼻尖に移植された軟骨を一部摘出し、鼻尖の形状を整える。

副作用(リスク):抜糸まで(術後1週間)は、鼻先にテープ・ギプス固定が必要。

皮下出血の可能性がある。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

関連する症例