美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術

【鼻尖軟骨縫縮+鼻尖部軟骨移植+α】鼻の複合手術の症例まとめ

複合手術(鼻尖軟骨縫縮+α)で、鼻の雰囲気を変える!

はじめに、このお話にご協力いただいたモニターの方々に、この場をお借りして深く感謝いたします。

鼻尖軟骨縫縮は、『アップノーズになりませんか?』『術後すぐに元に戻ってしまうと聞いたのですが』というご質問をいまだによく受けます。

従来の手術書のやり方では、そのような心配があるのかもしれませんが、私の術式は、教科書にあるやり方とは違いますので、戻らずアップノーズにならずに、きちんと効果が出ます。

今回は、鼻尖軟骨縫縮術のみでなく、他の手術を組み合わせた患者さんをお二人ご紹介したいと思います。

初めにご紹介する方は、鼻尖軟骨縫縮術と小鼻縮小を組み合わせた方です。

この方の術前と術後1年の変化を比べていただきたいと思います。

BEFORE
術前(一人目の方)
AFTER
術後1年(一人目の方)

鼻筋が通り、高くなったと感じられると思います。

また、鼻の穴の見え方も変わり、小鼻もすっきりとしたのがお分かりいただけるのではないでしょうか?

小鼻を手術すると、このように鼻の広がった感じが解消されるのですが、切りすぎると“付け鼻”のような感じに仕上がってしまいます。


術前(二人目の方)
術前(二人目の方)

次の方は、“縛るだけでなく、鼻先の高さが少し欲しい”という方です。

鼻先の軟骨を縛るだけでも若干高くなるのですが、もう少し高さが欲しいということでしたので、耳の軟骨(耳介軟骨)を少しだけ移植することにしました。

術後1か月(二人目の方)
術後1か月(二人目の方)

この方の術前と術後1ヶ月の変化を比べていただきたいと思います。

鼻筋が通り、鼻尖も高くなったのが感じられると思います。

一人目の方/二人目の方 のデザイン
一人目の方/二人目の方 のデザイン

お二人の小鼻の切除デザインをお見せします。

1人目の方:
“案外切っていない”というのが、お分かり頂けると思います。

2人目の方:
移植した軟骨は、小範囲ですので、術前のデザインをお見せします。丸く書いた部分に軟骨を植えることによって鼻先が高くなっているのがお分かり頂けると思います。

鼻の手術では、ご本人の希望をお聞きして、手術をプランニングしていくというのが非常に大事なことです。

私は、“必要最小限の治療で、ご本人の希望に近く”という事を非常に大切にしています。 患者さんのご希望をどのように具現化していくかという方法は、担当によって大きく異なることも稀ではありません。

術前に担当される先生の術式や考え方をよく認識してから手術を受けられることをお勧めします。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

複合手術(鼻尖軟骨縫縮+鼻尖部軟骨移植)で、鼻の雰囲気を変える!

私の鼻尖軟骨縫縮は、何回かご紹介をしていますが、鼻先の軟骨を縛り寄せただけでは、高さが足りないという場合もあります。

今回は、鼻尖軟骨縫縮術のみでなく、鼻先に耳介軟骨を移植した方をご紹介したいと思います。

まず、術前と術後1ヶ月の変化を比べていただきたいと思います。

BEFORE
術前
AFTER
術後一ヶ月

また、鼻の穴の見え方も変わり、小鼻も若干すっきりとした感じに見えるのではないでしょうか?


デザイン
デザイン

移植した軟骨は、小範囲ですので、術前のデザイン(写真9)をお見せします。

丸く書いた部分に軟骨を植えることによって鼻先が高くなっているのがお分かり頂けると思います。

この方は、術前に他院にてレディエッセの注射を受けられています。

レディエッセは、長い期間持続するので、この方も手術中に残っていました。

写真(写真10)の中で黄色い矢印で示したものが、レディエッセで、緑の矢印で示した部分が鼻の軟骨です。

術後5日
術後5日

術後は腫れますが、鼻先だけの腫れですので、マスクで十分隠せます。マスクをしている時期なら不自然さが無いのかもしれません。

術後5日の抜糸時の状態をお見せします。

美容の手術では、ご本人の希望をお聞きして、手術をプランニングしていくというのが非常に大事なことです。
私は、“必要最小限の治療で、ご本人の希望に近く”という事を非常に大切にしています。

患者さんによっては、術後3か月くらいすると軟骨が無くなってしまうと聞いたのですがという質問をされる方にお会いすることも珍しくありません。

これは移植の仕方によって大きく影響を受けるのではないかと個人的には思っています。

術後3か月
術後3か月

参考までにこの方の術後3か月の状態をお見せします。

患者さんのご希望をどのように具現化していくかという方法は、担当によって大きく異なることも稀ではありません。

術前に担当される先生の術式や考え方をよく認識してから手術を受けられることをお勧めします。

また、術後経過も担当医の手術の仕方によって大きく変わるという事も認識していただきたいと思います。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

鼻尖形成術、鼻尖軟骨移植術、鼻中隔延長術、プロテーゼ隆鼻術で鼻尖の形が!!

この方は、他院にて、鼻尖形成術、鼻尖部軟骨移植術、鼻中隔延長術、プロテーゼ隆鼻術、鼻孔縁下降術を受けられた方です。

診察にいらした時には、鼻尖の形状が気になり、横顔も気になるため、プロテーゼ入れ替え術と鼻尖移植軟骨摘出希望を考えられているとのことでした。

まず、術前、術後の変化をご覧頂いた上で、ご説明をしたいと思います。

BEFORE
AFTER

正面から見た術前(写真1)では、鼻尖の形状が太く(黄色線)、一部凹んでいます(緑矢印)。術後6か月の状態(写真2)

では、鼻尖の太さも、凹みもなくなり、すっきりとした状態に変化していることがお分かりいただけると思います。

下から見ていただくと、正面から見た時の凹んだ部分(黄色矢印)が分かりやすいと思います(写真3)。術後6か月(写真4)では、形状が改善したことがお分かり頂けると思います。

また、横顔の術前(写真5)と術後6か月(写真6)の状態を比較して頂くと鼻先が下がった感じが改善していることがお分かりいただけると思います。

斜めから見た顔の雰囲気も変わり、術前(写真7)と術後6か月(写真8)では、『なんとなくすっきりした』変化が出ていると思います。

さて、この方の手術ですが、実際には、プロテーゼ入れ替え術、鼻尖形成修正術、鼻尖部軟骨再移植術を施行しました。 順を追ってご説明したいと思います。鼻尖が下がった感じになっていたのは、挿入されていたプロテーゼが短く、端も直線的な形状(矢印)になっていたことが原因でした(写真9)。

このプロテーゼと雰囲気をあまり変えずに、鼻尖までの形状が整うようなプロテーゼを選びました(写真10)。

また、鼻尖部分は、プロテーゼを薄くし、鼻尖に移植されていた軟骨にて高さを出すようにしました(写真11, 12)。

また、鼻尖の鼻翼軟骨は、剥離した後に再構築を行いました(写真13)。

この手術で、このような形状のプロテーゼを使うと、このような結果になるという事が分からずに手術をしている医師がいるとすれば、非常に危惧すべき問題だと思います。愛想が非常によく、手術が上手いとは言えない医師が一定数いることは、現状として仕方のないことかもしれません。

患者さんとしては、担当医との術前打ち合わせを大事にして頂き、どのようなプロテーゼをどのように使用するのかまで、確認されてから手術を受けられることをお勧めします。

手術名:シリコンプロテーゼ入替+鼻尖移植軟骨修正

手術料金:シリコンプロテーゼ入替¥440,000(税込み)+鼻尖移植軟骨修正¥440,000(税込み)

オープン法¥110,000(税込み)

リスク:皮下出血を起こす可能性がある。感染のリスクがある。

鼻の他院修正の手術に関してはこちらに手術例をまとめております
https://dr-yamamoto.com/column/97644/

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/retouching/#cost-1-2

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
http://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。