美容外科話

COLUMN

目頭切開
第363話

【目頭切開の変化】自分ではわかる他人から指摘されない程度の手術例

まず、このお話に御協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。今回ご紹介するのは『目頭切開術』です。

目頭切開術は、シンプルな手術ですが、この手術は、やりすぎると『赤い部分が見えすぎて怖い顔になる』『目と目がより過ぎた』というリスクがあると思います。

それがゆえに、どのようにデザインして、どの程度切るのかというのは、非常に重要です。

この話では、私の手術の効果、経過、デザインをお見せしたいと思いますので、手術を検討されている方のご参考になれば幸いです。

初めに、術前、術後3か月の正面視の状態を比較していただきたいと思います(写真1, 2)。

BEFORE
手術前(写真1)
AFTER
術後3ヵ月(写真2)

非常に微小な変化にお気付きになりましたでしょうか?

この様に、若干の変化を出すという手術を、私は得意にしていますが、感性が合わない方からすると、『何が変わったのか分からない』『手術をやった意味があるの?』と思われてしまうでしょう。

洋服に好みがあるように、手術の術後形状にも患者さんの好みがあると思います。

『他の人から指摘されないけれど、自分ではわかる程度に』という方には、私の手術が向いていると思います。


デザイン(写真3)
デザイン(写真3)

実際に、どのようなデザインをしたかをお見せしたいと思います(写真3)。

このように、目頭切開では、デザインは、担当医によって大きく異なります。

また一般的に行われるZ法は、皮膚切除をしない代わりに、皮膚に回転が加わり、微妙な形状の調整が難しいために、私は、好んでW法を使っています。

このように、術式選択にも、担当医の考え方が大きく出ると思いますので、術前には、担当医の考え方や感性を確かめる必要性があります。

抜糸時(写真4) 術後1ヵ月(写真5)
抜糸時(写真4) 術後1ヵ月(写真5)

最後に、術後経過についてご紹介します。

術後5日目、抜糸時の状態(写真4)では、傷口も目立つと思いますが、術後1か月経過した時点では、傷口も落ち着きだしていることが、お分かりいただけるのではないでしょうか(写真5)。

術後経過には、個人差があり、若干傷口が硬くなったり、赤くなることもありますので、術前には、こうしたことをお考えの上、手術を検討されることをお勧めします。

⇒目頭切開についてはこちらに手術例をまとめております

施術名:目頭切開

施術内容:目頭部分の蒙古ひだを切開し、余分な皮下を取り除くことで目頭の形を整え、すっきりと自然な目に仕上げることが可能です。

副作用(リスク):切りすぎると赤い部分が見えすぎて不自然になる。
        :目と目の間がよ寄りすぎてしまう

施術料金:通常料金¥216,000モニター料金:172,800(税込)

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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