美容外科話

COLUMN

くちびるを薄く
第439話

【口唇縮小術】唇を小さくする、唇を薄くする手術とは?

手術名:口唇縮小術

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

上口唇挙上術(外側人中短縮術)は、上唇が薄いことが気になる方に適応がありますが、反対に唇を薄くしたい、小さくしたいという方は、唇を直接切って小さくする必要があります。

この手術も、『切って、縫うだけの単純な手術』ですが、どのように切るかという事で、傷口が口の外に出てしまい、『ツートンカラー唇』になってしまうこともあります。

それ故に、どう切るかのデザインと、どのように縫うのかは非常に大事な問題です。

では、術前(写真1)と術後3か月(写真2)の変化をご覧頂きたいと思います。

BEFORE
手術前(写真1)
AFTER

上口唇のボリューム感が下がり、サイズも小さくなっていることがお分かり頂けると思います。

また、上唇の形状(上唇の境目の形)も整っていることにも気が付かれるのではないでしょうか?


手術前(写真3)術後3カ月(写真4)
手術前(写真3)術後3カ月(写真4)

この手術は、傷口が分からないようにデザインすることが肝となりますので、開口時にも傷口が分からないように考える必要があります。

術前(写真3)と術後3か月(写真4)の開口時の状態をお見せします。

切除幅(写真5)
切除幅(写真5)

では、実際に、どこをどのように切ったのかをお見せします(写真5)。

ポイントは、仕上がりの形状をイメージしながら、バランス良く線を引けるかだと思っています。

ここでは、ご紹介しませんが、唇は『切る際の厚さ』が非常に大事で、均等な厚さに切るだけでなく、患者さんの状況に応じて、部分的に深く切ったりという調整もしなくてはいけないと私は考えています。

⇒口唇縮小術についてはこちらに手術例をまとめております。

術後は、非常に腫れる手術ですので、術後の腫れ方に関しては、私の『note』にてご紹介する予定ですので、興味が有る方は是非ご覧頂きたいと思います。
https://note.com/yamamotoclinic/n/nb1cfe66e9cdb

この様に切って縫うだけの手術ですので、なおさらデザイン力、縫合技術が重要です。

特に、縫合では、唇が引っ張られて突っ張らないように注意しながら、血流を妨げない程度に、丁寧に縫い合わせることが重要です。

この様子は、私のブログにてご紹介しておりますので、興味がある方は、そちらもご覧頂ければ幸いです。https://ameblo.jp/dr-y-yamamoto/entry-12667374748.html

いつも同じようなことを書きますが、切って縫うだけの単純な手術でも各医療機関、また同じ医療機関でも担当医によって、『それぞれのやり方』があります。

ご自分が受けようと思っている担当医が、どのような手術を行っているのかを術前によく確認することをお勧めします。

当院では、『当院オリジナル』、『他院よりも卓越した技術』等の宣伝は致しません。

患者さんが私の症例を見て、納得して手術を受けて頂ければ、医者としてはこれ以上に嬉しいことがないと考えているからです。

※出血シーンが含まれておりますので閲覧にはお気を付け下さい。

施術名:口唇縮小術(上もしくは下)

施術内容:唇の厚みを薄くする、唇の形状を整える

副作用(リスク):手術後の腫れ

施術料金:通常料金¥264,000(税込)モニター料金¥211,200(税込)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/#lips

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
http://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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