美容外科話

COLUMN

目の他院修正手術
第462話

【他院での目尻切開の修正】目尻の形状と下眼瞼の結膜の改善

手術名:目尻切開修正

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

この方は、他院にて目尻切開術を受け、目尻の形状が悪い事、下眼瞼が外反して結膜が赤く見える事がお悩みでした(写真1)。

上を向いていただくと、さらに不自然さが強調されるということも気にされていました(写真2)。

術前(写真1)
術前(写真1)
術前(写真2)
術前(写真2)

この様に、『目尻の形状や赤み』を主訴にいらっしゃる方は、珍しくはないのですが、『簡単にちょっと縫って治るという訳にはいかない』というのが、現実です。

他の話でも似たことを書きましたが、この方の状態の原因は、目尻の靭帯を切り込みすぎて、靭帯が外れてしまっていることが一番大きいと思います。

そこで、治療法としては、『外れてしまった靭帯を戻す』という事が非常に重要になります。

上下の瞼を単純に縫い合わせれば良いと本気で思っている医師もいるようですが、形状的にも目が非常に小さくなってしまう事、眼球と瞼との接触が悪くドライアイが改善されない事、常に突っ張った感じになり不快である事等のリスクがあげられ、絶対にお勧めできません。


術後1か月(写真3, 4)
術後1か月(写真3, 4)

この方の場合も、切開を加え、靭帯損傷部位を確認し、下眼瞼の形状を考えながら修復するという手術を行いました。

術後1か月の正面を見た状態と上を見た状態をお見せします(写真3, 4)。

下眼瞼の外反も改善し、目尻が切り込んだような感じの形状も改善されていることがお分かり頂けると思います。

術前(写真5)と術後1カ月(写真6)
術前(写真5)と術後1カ月(写真6)

また、斜めから見て頂くと、術前(写真5)に四角な感じの目尻だったものが、術後1カ月(写真6)では、三角形に形状改善したことも分かります。

ご本人にお聞きすると、術前は素人目にも不自然に見えるらしく、他人に指摘されてしまうこともあったようです。

術中(写真7)
術中(写真7)

我々美容外科を行う医師は、機能に形状を優先することなく、『安全域』での手術を行うことが非常に大事だと思っています。

最後に、手術中に靭帯を確認し、ピンセットでつかんだ状態をお見せします。

写真の中に矢印も書きましたので、分かり易いかと思います(写真7)。この靭帯をきちんと見つけることが出来、また処理出来る事が担当医としての必須条件となります。

いつも同じことを書きますが、こうした修正手術を行わなくても良いように担当医選びを慎重に行うことが何より大事だと思います。

⇒目の他院修正についてはこちらに手術例をまとめております

ブログでは斜めから見た目尻の形状変化をご紹介しております。
https://ameblo.jp/dr-y-yamamoto/entry-12726276140.html

術後の腫れについてはnoteにてご紹介しております
https://note.com/yamamotoclinic/n/n246364442958

※出血シーンが含まれておりますので、閲覧にはくれぐれもお気を付け下さい。

施術名:目尻切開修正

施術内容:他院にて目尻切開術を受け、目尻の形状が悪い事、下眼瞼が外反して結膜が赤く見える事がお悩みでしたので修正手術を行いました

副作用(リスク):手術後の経過に時間がかかる場合がある            

施術料金:目尻切開修正¥528,000(税込)モニター¥448,800(税込)
        

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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