鼻先軟骨移植（鼻尖耳介軟骨移植）
TIP CARTILAGE
鼻先軟骨移植（鼻尖耳介軟骨移植）
ほっそりと高い鼻先を半永久的に
鼻先軟骨移植（鼻尖耳介軟骨移植）の概要
| 手術時間 | 術後のテープ固定 |
|---|---|
| 1時間程度 （ひとりひとり丁寧に行います） | 約５日間 |
当院の鼻先軟骨移植はこのような方におすすめ
- 鼻先を高くしたい方
- 鼻先を細く見せたい方
- 鼻先を下げたい・少し上げたい方
- 人工物に抵抗のある方
鼻先軟骨移植の料金
| 手術内容 | 通常料金(税込) | モニター料金(税込) | |
|---|---|---|---|
| 鼻尖形成術 | 耳介軟骨移植のみ | ￥385,000 | ￥308,000 |
| 鼻尖部の修正 | 鼻尖形成修正 | ￥445,500 | ￥378,700 |
| 移植物修正（位置修正) | ￥440,000 | ￥374,000 | |
| 移植物修正(摘出） | ￥440,000 | ￥374,000 | |
当院の鼻先軟骨移植（はなさきなんこついしょく）手術について
鼻先の高さが足りない方や、鼻先を細く見せたい方にお勧めしているのが鼻先への『耳介（じかい）軟骨移植』手術です。傷が目立たない耳の裏側を2cmほど切開し、耳の軟骨の一部を切り取って鼻先に移植する手術です。移植場所の調整次第で、鼻先を下げたり少し上げたりすることが可能な上に、仕上がりの形の微調整ができます。
術後のテープ固定には5日間を要しますが、腫れも少ない手術ですので、ダウンタイムが短く社会復帰も早くできます。
当院では鼻先の高さをさらに引き立たせるために、鼻尖形成術と併せて手術することがあります。
山本クリニックの鼻先軟骨移植（鼻尖耳介軟骨移植）の特徴
鼻先軟骨移植は鼻先の高さを出すことだけが目的の場合、鼻の穴の中の傷も1cm程度で済みますので、傷跡は全く気になりません。自分の体の一部を使うので、安心な上に効果は半永久的で、尚且つ仕上がりが自然です。
ご本人の組織を使う場合、筋膜、筋膜+砕いた軟骨、肋軟骨等様々な選択肢があります。
状況によって使い分けることは大事なのですが、ボリュームをそこまで必要としない場合、耳介軟骨の『反り具合』が『自然さ』を上手く演出すると私は考えていますので、好んで耳介軟骨を使います。
耳介軟骨移植の施術方法
耳介軟骨を採取する際は、最小限の出血で処置しないと、術後に血腫が出来てしまいますので、丁寧さが非常に大事です。術中に耳介軟骨を採取している様子です。
耳介軟骨移植術+鼻尖形成術の術前・術後
この方は、ご本人の組織でというご希望がありましたので、鼻尖形成術（団子鼻手術）と鼻根部への耳介軟骨移植術を計画しました。
横顔を術前（写真3）と術後１か月（写真4）で比較して頂きたいと思います。鼻が全体的にすっきりとした感じに仕上がっていると思います。鼻根部が高くなり、鼻筋が全体的にはっきりとしたのがお分かり頂けるでしょう。
耳介軟骨移植のメリット・デメリット
耳介軟骨は、ある程度の硬さと厚さがあるので、鼻先の形状を出しやすいという利点の他に、軟骨を採取する際に耳を傷つけなければならないという欠点があります。
鼻先軟骨移植の症例
複合手術（鼻尖軟骨縫縮+鼻尖部軟骨移植）
鼻先の軟骨を縛り寄せただけでは、高さが足りないという場合もあります。今回は、鼻尖軟骨縫縮術のみでなく、鼻先に耳介軟骨を移植した方をご紹介したいと思います。
小鼻も若干すっきりとした感じに見えるのではないでしょうか？
美容の手術では、ご本人の希望をお聞きして、手術をプランニングしていくというのが非常に大事なことです。
私は、“必要最小限の治療で、ご本人の希望に近く”という事を非常に大切にしています。
耳介軟骨移植のみの術前・術後
当院で既に、鼻尖形成術（団子鼻解消術）を受けられた後、「もう少しだけ鼻尖部に高さが欲しい」ということで鼻尖部に軟骨移植が行われました。
鼻尖部（鼻先）にご注目いただくと、先端部分がほんの少し出ている感じに見えるかと思います。
移植した軟骨は大小2枚を連結させて挿入しました。
当院のこだわり
ひとりひとり丁寧に対応いたします
こだわり
鼻の中の傷はもちろんのこと、
耳介の傷も目立たないように
細心の注意をはらい、
真皮縫合を併用しています。
こだわり
上下左右のバランスを細かく調整し、
どの角度から見ても
美しく自然に見える手術をします。
施術の流れ
術前診察
両側の鼻の穴の中に切開を加えます。
麻酔
局所麻酔で施行いたしますが、ご希望により静脈麻酔を併用し寝ている間に手術を終わらせることも可能です。
耳介軟骨摘出
耳の裏側を切開し耳介軟骨を摘出後、丁寧に縫合します。
切開
両側の鼻の穴の中に切開を加えます。
形成
摘出した耳介軟骨を重ね合わせ、移植し固定します。
縫合
鼻の穴の傷を、溶ける糸で丁寧に縫合します。
アフターケアについて
術後の過ごし方はどうしたらいいの？
入院・通院
入院の必要はありません。5日後に抜糸のための来院が必要です。
抜糸までは固定のテープを貼った状態となります。
耳介軟骨を摘出した部分には抜糸までガーゼ固定となります。
シャワー・入浴
手術翌日より可能ですが、抜糸までは鼻・耳にシャワーの湯水がかからないよう注意してください。
洗顔・入浴は抜糸翌日から可能です。
メイクアップ
鼻以外のメイクは手術翌日から可能です。
鼻の部分のメイクは、抜糸翌日から可能です。
鼻先軟骨移植のよくある質問
軟骨移植をするだけで鼻は高くなりますか？
軟骨移植だけで鼻を高くすることは可能ですが、多くの場合、目的は単に高さを増すことではなく、鼻筋をすっと見せることです。鼻尖（鼻先）の形状を整えることで、鼻が高く見える効果が得られます。特に鼻根部が低い方は、耳介軟骨移植によりこの部分を高くすることで、全体的にバランスの取れた鼻筋を形成できます。
鼻先に異物を入れたりしますか？
鼻根部の高さを出すのに一番簡単なのは、プロテーゼ（シリコン）を入れたり、フィラーなどの注入物を使うことなのですが、注入物は、長期的にみると鼻筋が太くなるなどの変化が出る可能性もあり、個人的には行っていません。
また、異物を入れることに抵抗がある方には、ご本人の組織を使用した手術をご提案することがあります。
軟骨が変形したりしないかが心配です
軟骨移植に関する懸念として、変形の可能性が心配されることがあります。患者さんによっては、術後3か月くらいすると軟骨が無くなってしまうと聞いたのですがという質問をされる方にお会いすることも珍しくありません。
これは移植の仕方によって大きく影響を受けるのではないかと個人的には思っています。術前・術後の写真をよく見てご判断いただければと思います。
軟骨を移植した部位の状態はどうなりますか？
軟骨を移植した部位は、術後に腫れが見られることがありますが、鼻先だけの腫れですので、マスクによって隠すことができます。術後の経過は個々の患者や手術方法によって異なります。
移植する軟骨には鼻翼軟骨・耳介軟骨など種類があると思いますが、具体的にはどう違いますか？
鼻翼軟骨と耳介軟骨の主な違いは、耐久性と形状保持力です。鼻翼軟骨は柔らかくて薄いため、形状の微調整に適していますが、高さを出すのには限界があります。また、耳介軟骨は厚くて強いため、より形状を出しやすい利点がありますが、耳に傷をつけて軟骨を採取しなくてはいけません。当院では鼻翼軟骨移植は行っておりません。
著者医師紹介
『美容外科話』著者
鼻の形成
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