切開二重の手術で大事なのはデザインであることは患者さんも十分承知しているのですが、術後で時々問題となるのは、“伏し目の傷”です。二重切開の術前術後の写真を見ていると、閉眼時の写真が非常に少ないことに気が付きます。これは従来の切開法の手術では切除する組織量が多いためにこの部分が凹んでしまうことが多いからなのではないのでしょうか。
今回は、この傷修正についてご紹介いたします。このお話に御写真を提供していたモニターの方には、この場をお借りして深く感謝いたします。
傷修正と一口に言っても、体の傷と大きく違うのは“動く場所”だということです。したがって、切り取って再度縫い合わせればよいという単純な作業ではありませんので、今回はこの手技についても若干の御説明を加えさせていただきます。
今回は、この傷修正についてご紹介いたします。このお話に御写真を提供していたモニターの方には、この場をお借りして深く感謝いたします。
傷修正と一口に言っても、体の傷と大きく違うのは“動く場所”だということです。したがって、切り取って再度縫い合わせればよいという単純な作業ではありませんので、今回はこの手技についても若干の御説明を加えさせていただきます。
まず、術前の状態(写真1,2)と術後約3ヶ月の状態(写真3.4)をお見せいたします。術前の開眼状態では、何の問題もないと思われますが、閉眼状態では傷が凹んでしまい目立っています。
外来で診察していると、“傷の凹みだけ治して下さい”という方にお会いしますが、傷だけ治す作業がこのように大変だということを分かっていただきたいと思います。時として、二重の形にまで影響を及ぼすことがありますので、基本的には“切開二重は治せない”と思っていただいた方が良いと思います。
いつも繰り返し書いていますが、このように修正が必要にならないための担当医選びが非常に大事です。私の手術が上手いか否かは別として、このように組織を取りすぎないように気を遣っています。こうした術後の状態(閉眼状態)も含めて担当医から術前説明を受けることを強くお勧めいたします。
いつも繰り返し書いていますが、このように修正が必要にならないための担当医選びが非常に大事です。私の手術が上手いか否かは別として、このように組織を取りすぎないように気を遣っています。こうした術後の状態(閉眼状態)も含めて担当医から術前説明を受けることを強くお勧めいたします。