美容外科話
小鼻縮小
第549話

鼻をすっきり細く!! 小鼻縮小術+鼻尖形成術。

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

今回ご紹介するのは、鼻の存在感を小さくしたいというご希望で来院された方です。

私は、『最小限の手術で』と考えるようにしていますので、1つの手術で十分に効果が出そうな場合には、1つの手術をお勧めしています。しかしながら、ご本人のご希望があった場合には、複合手術を計画するようにしています。

では、2つの手術で、どの程度の変化が出たかをお見せしたいと思います。

まず、正面の術前(写真1)、術後3か月(写真2)の状態です。鼻全体がすっきりとして、『鼻筋が通った』ように見えるはずです。

BEFORE
AFTER

患者さんに笑って頂くと、術前(写真3)と術後3か月(写真4)では、小鼻の広がり方も変わり、『鼻の存在感が減った』印象に変化したのがお分かりいただけるはずです。

このような複合手術を行う場合、顔全体のバランスを考え、デザインすることが非常に重要です。何ミリ切るかではなくて、『術後にどのように見えるのか』という事を大事にしています。

下から見た状態で比較して頂くと、術前(写真5)と術後3か月(写真6)では、鼻の縦横比のバランスも良くなったと感じられるのではないでしょうか。

この方のデザインが終了した状態(写真7)をお見せしますので、左右差を考慮し、小鼻の丸みを損なわない曲線でデザインしている事を認識して頂きたいと思います。

小鼻を切る場合、直線的でも単なる曲線でもなく、『曲面的』に仕上げていく技術が大事です。小鼻の丸みが無くなり直線的に仕上がっている場合には、この能力が欠けていることが推測されます。片側の縫合を終了した状態をご紹介します。小鼻の丸みが適度に残ったままサイズダウンしています(写真8)。

よく、『他院では鼻尖の手術では、鼻先が上を向くよ』、『小鼻の手術は、小鼻の膨らみが無くなってしまうよと言われた』等のコメントを患者さんから頂きます。

これは、手術レベルとデザインが低いためだと思います。

特に、鼻尖形成術(団子鼻手術)では、鼻尖がどこに来たら綺麗に仕上がるかも術前にデザインすることが非常に重要で、術前に印をつけ、鼻翼軟骨をどのように曲げて寄せるのかを考えながら手術します(写真9)。

いつも手術時には、『この手術結果が、患者さんの人生に影響を出す』という真剣な気持ちで向き合うようにしています。そのため、デザインに時間を長く使うこともあります。

美容外科の宣伝を見ると、一見同じ手術に見えるかもしれませんが、実は全く別物で、各工程での一つ一つの技術や手間のかけ方で大きな違いが生じてしまいます。

いつも書きますが、『手術を担当する医者がどのような手術をして、どのような仕上がりになるのか』ということは非常に重要ですので、ご自分の担当医の症例写真を検討して、考えることを強くお勧めします。きっと、腕の差、美的センスの違いにも気が付かれるはずです。

手術を受けて頂いた方に、『ここで手術して良かった』と言われるように、私含め当院スタッフ全員は、日々精進しております。

⚫️画像の加工は目元部分のモザイク処理のみであり、形や傷などには加工を行っていません。

手術内容:鼻尖形成術/鼻尖(鼻先)の形状を細く整える
    :小鼻縮小術/小鼻を小さくする・鼻の穴を小さくする

副作用(リスク)
:鼻尖形成/鼻先にテープ固定、皮下出血の可能性・元に戻すことができない
        :小鼻縮小/皮下出血の可能性、切除しすぎると不自然な小鼻になる可能性がある・元に戻すことができない

施術料金:鼻尖形成術(だんご鼻解消術・鼻尖縮小術)¥352,000(税込)モニター料金¥281,600(税込)
    :小鼻縮小(鼻翼縮小)¥385,000(税込)モニター料金¥308,000(税込)※2025.9.25

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。

『美容外科話』著者

  • 1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。