まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
この方は、他院にて鼻中隔延長修正術、プロテーゼ入れ替えを受けられた方です。鼻先が高すぎること、全体が高すぎることが気になるというのがご本人のお悩みでした。
プロテーゼ抜去も検討することをお勧めしましたが、ご本人としては、プロテーゼは低くしたいが抜きたくはないという事でしたので、オープン法によるプロテーゼ入れ替え術、鼻中隔延長修正術を計画しました。
まず、横からから見た術前後の変化をご覧頂きたいと思います(写真1, 2)。鼻全体の高さが低くなり鼻尖の尖った感じも解消していることが、良くお分かり頂けると思います。



他の角度、笑った顔も比較して頂きたいと思います。 斜めから見た変化は少なく感じられるかもしれません(写真3, 4)が、

笑い顔になると術前後の変化がお分かりになるのではないでしょうか(写真5, 6)?

正面の変化は、なんとなくすっきりした感じなのではないでしょうか(写真7, 8)。

笑い顔は、優しい印象の笑顔に変化したと思います(写真9, 10)。
ここで、手術をどのように行ったのかをご紹介したいと思います。プロテーゼは、低い物に入れ替えただけですので、説明は省略します。
他院にて2回の手術を受けられていますので、癒着が強く丁寧に手術を行わなければなりません。また直視下に状態を確認する必要がありますので、『オープン法』で手術する必要があります。

オープン法で、開けた時の状態をご説明します。緑色矢印で示した部分が鼻中隔延長に使用された軟骨で、黄色い矢印で示した部分が鼻尖に移植された軟骨です(写真11)。

これらを少しずつ分離していきます(写真12)。

鼻尖部に移植された軟骨を外さずに処置するのは難しいので、一回切離し、保存しておきます(写真13)。

鼻中隔には、2枚の軟骨が移植されていました。黄色い矢印で示した部分が鼻中隔延長に使われた軟骨です(写真14)。

鼻尖を少し低くすると強度的に2枚は必要ありませんので、1枚を摘出しました(写真15)。

この後、鼻翼軟骨の形状を整え、鼻先に摘出軟骨を使用しながら、鼻尖の形状を整えます(写真16)。
この後、様々な角度から、スタッフも含めた複数の目でチェックし、形状確認をし、傷を縫合して終了します。
手術後の私の印象ですが、『やりすぎ』に感じますが、担当医からすると『適度』だったのかもしれません。よく色々なところで書くのですが、こうしたことを含めて、術前には担当医の『美的感覚を症例写真から汲み取る』努力が必要であると思います。
🔶今回行った手術
●プロテーゼ入替(他院)¥440,000(モニター¥374,000)
●鼻中隔延長修正¥995,500(モニター¥846,200)
●オープン法¥110,000
🔶手術料金
総合計¥1,545,500(モニター¥1,330,200)税込み
※2026.5.26現在
手術名:プロテーゼ入替
🔸手術内容
オープン法にて、他院で挿入されているシリコンプロテーゼを抜き、別のプロテーゼを形を整えた後挿入する。
🔸リスク
・腫れ:1週間〜10日程度
・皮下出血を起こす可能性があり、目元まで腫れる事がある。
・痛み:ほとんどありません。
・抜糸まで、テープとギプス固定が必要。
🔶手術名:鼻中隔延長修正
他院にて鼻中隔に移植されている軟骨の量や形を整える。また鼻尖部の形も再度形状を整え、高すぎる鼻尖や鼻が長くなっている状態を解消する。
🔶リスク:抜糸(術後1週間後)まで鼻先にテープ固定とギブス固定が必要。(今回の場合は、プロテーゼ入替も同時に行っている為、テープ固定・ギプス固定は鼻筋部分まで固定が必要。)
オープン法で行う為、鼻柱部分の傷が一時的に目立つ可能性がある。
