美容外科話

COLUMN

豊胸・陥没乳頭・乳頭縮小
第62話

【乳首を小さくする】乳頭・乳首縮小の手術の症例 東京新宿美容外科 山本クリニック

私のクリニックに美容相談でいらっしゃる方の大半は、“二重”ですので、このコラムも目の話題が多かったのですが、最近、胸の手術がどうされるのかも書いて欲しいとのリクエストをいただきました。

そう言われてみると、そのような写真も載せていなかったので、今回はこの話題について書いてみようかと思います。

私の所では、豊胸手術等よりも、局所麻酔で出来るせいか、圧倒的に乳頭縮小の手術が多いので、今回はこのことについて書いてみます。

術式の写真をご紹介する際は、いつも同じ事を書いていますが、これも“私の手術”ですし、この手術のやり方には、かなりの数のバリエーションがありますので、術前に担当医からの説明をよく受けるようにしていただきたいと思います。

術前1
術前1
術前2
術前3

さて、術前の写真に2方向からのものを載せますが、乳首がかなり大きいのが分かると思います。

また、これは寝た姿勢で、起き上がると垂れているのも、分かると思います。


写真1、2
写真1、2

手術は局所麻酔でやりますが、乳頭に直接針を刺すので、見ている方が痛そうです(写真1)。

切除のデザインは、患者さんによって変わってしまいますが、私は初めに一部分を切り取って概略的な形を決めるようにすることを好んでやるようにしています(写真2)。

写真3、4
写真3、4

この後に側面にも切れ目を入れて(写真3)、“形を作りながら切って行く”ようにしています。

切り終わったら、大まかに縫合しながら形を見ていきます(写真4)。

これがなかなかセンスのいる作業(と私は個人的に思っています)で、術後に縫いあがった形を想像できるか否かがこの手術の最大のポイントであると思います。

写真5、6
写真5、6

縫合直後の状態を示しますが、乳首全体の大きさが小さくなり、横からみた高さも低くなったのが分かると思います(写真5, 6)。

乳首の縫い跡は綺麗に治ることが多いので、この程度の縫 合でかなり綺麗に治ります。

このように乳首が最終的にどのように変わるのかは、私の場合は“術中に切りながら決まる”事が多いので、“かなりの部分をお任せして頂きたい”と患者さんには術前に御願いするようにしています。

いつもは、“患者さんの希望を良く聞いて、なるべく希望通りに”と思っているのですが、この手術を請け負う時には上記のように申し上げることが多いので、ある意味で“私主体の手術”にさせていただいているので、個人的には好きな手術の一つです。

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。