まず初めに、ご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
人中短縮術のカウンセリングでは、『術後の傷の経過には個人差がある』というお話をよく差し上げています。
コラムやブログでは、非常に平均的(80%の方の経過)だと思われるものを使用するように心がけています。
しかしながら、経過に時間がかかった方の経過をご紹介することも非常に重要だと思っていますので、今回は、術後経過に時間がかかっている患者さんをご紹介したいと思います。
では、この方の術前(写真1)と術後3か月の正面の状態(写真2)を御覧に入れたいと思います。
人中の長さの変化と上口唇の形状の変化がお分かり頂けると思います。しかしながら、術後3か月経過したにも関わらず、傷の赤みは目立つと思います。
この手術は、他の話でも書きましたが、簡単に言うと、『切って縫うだけ』の手術です。
それだけに、『どう切って、どう縫うのか』というのが、常に問題となります。
この、どう切ったのかというのを、お見せしたいと思います。
切除デザインは、『小鼻に負荷がかからないように考えて』デザインしてあります(写真3)。
術直後の状態をお見せしますが、縫い上がりの状態では、『皮膚と皮膚のずれがないように』丁寧に縫合してあることがお分かりいただけるかと思います(写真4)。
次に術後1か月の状態をお見せしますが、傷口の赤みがあり、一般的な赤みのピークは3か月程度と私が良く書いていることと比べて遅いことがお分かりいただけると思います(写真5)。
このように、時として経過にも個人差があるという事を認識して頂きたいと思います。
術前術後で、医療機関が経過の良い症例しか紹介せずに、あたかも全例が同じような経過をとるのかのように患者さんを思わせてしまうのは、非常に問題だと思います。
このように、術後の経過には、個人差がある事を認識した上で、手術をご検討されることを強くお勧めします。
関連動画はこちらです。※出血シーンがございますので閲覧にはお気を付けください。
施術名:人中短縮術・リップリフト・鼻下短縮
施術内容:鼻の下の長さを短くする
副作用(リスク):抜糸直後は傷跡の赤みが残りますが、時間の経過とともに徐々に赤みが引いて目立ちにくくなる
施術料金:通常料金¥308,000(税込)・モニター料金¥246,400(税込)
治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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