美容外科話
人中短縮術
第531話

人中短縮術(リップリフト)で、小鼻が広がらないですか?

今回の手術:人中短縮術¥385,000(モニター¥308,000)税込み※2025.2.3現在

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

人中短縮術で、『唇が富士山型にならないですか?』『小鼻が広がりませんか?』という質問はよく受けます。確かに中央部が中心に引きあがりますので、上口唇の形状は変わりますが、小鼻が広がってしまうのは『デザイン』によって、起こる事だと思います。今回は、患者さんから術後の非常に腫れた状態のお写真を提供して頂きましたので、これも含めて手術についてご紹介したいと思います。

術前(写真1)と術後3か月(写真2)の正面の状態変化を比較していただきたいと思います。いかがでしょうか?上口唇の形状が変わっていますが不自然な形状には、なっていませんし、小鼻の形状も変形していません。

BEFORE
AFTER

横から見て頂くと、術前(写真3)と術後3か月(写真4)で小鼻の変形がないことが、より分かり易いのではないでしょうか?

斜めから見た状態を比較すると、術前(写真5)と術後3か月(写真6)では、口元の雰囲気が変わって見えます。

斜めから見た状態を比較すると、術前(写真5)と術後3か月(写真6)では、口元の雰囲気が変わって見えます。

実際にどれくらい切ったのかを、定規を添えてお見せしたいと思います。この方の場合、約5mm程度の切除幅です(写真7)。これをデザインする際に、小鼻の外側まで傷を伸ばすと小鼻が横広がりになってしまいますし、中央部のみで小鼻の下も切除しないと、富士山型の上口唇になってしまいます。

また、『切りすぎて口が閉まらない』『切りすぎて口が動かし難い』という状態にならないように切除幅にも気を付けます。

術式としては、いつも書きますが切って縫うだけの手術ですので、切除幅、切除するデザイン、縫合技術が重要になると思います。特に、縫合では、血流を妨げない程度に、丁寧に縫い合わせることが必要で、皮膚の中で縫い合わせる『真皮縫合』という技術が肝です。

患者さんに『上口唇がどれくらい腫れますか?』という御質問もよく受けますが、今回はご自宅での様子をお写真提供して頂きましたので、手術翌日(写真8, 9)、術後2日目(写真10, 11)、術後3日目(写真12, 13)の状態をご覧頂きたいと思います。

上口唇が『くちばし』のように腫れていますので、この状態を想定して手術を受けて頂きたいと思います。

また、この方の術後の経過や傷等につきましては、私のブログやnoteでもご紹介していますので、そちらも併せてご覧頂きたいと思います。

いつも同じようなことを書きますが、各医療機関、担当医によって、『それぞれのやり方』があります。術後経過も全く違いますので、術前によく確認されることをお勧めします

施術名:人中短縮術・リップリフト・鼻下短縮

施術内容:鼻の下の長さを短くする

副作用(リスク):上口唇の形状が山型になる可能性がある

施術料金:通常料金¥385,000(税込)・モニター料金¥308,000(税込)※2025.2.3現在

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
http://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

今回は人中短縮術を行った後の傷の赤みについて、長引いた方の場合をご紹介しております。

『美容外科話』著者

  • 1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。