美容外科話
鼻の他院修正手術
第545話

他院の切らない鼻尖形成術(団子鼻手術)で効果が出ませんでした。

まずこのお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

今回ご紹介するのは、鼻尖形成術(団子鼻手術)です。この手術は、私のクリニックでは、良く行う手術の一つです。一般的な鼻尖形成手術と異なり、軟骨等移植をしない、術後に豚鼻が出来るほど鼻尖が柔らかく戻ってくることが特徴です。

ところが、『切らない』という魅惑的な言葉を使い、ほとんど効果の出ない手術を行っている医療機関があります。『切らない』手術は、非常に適応範囲が少ないと思いますので、術前にはどの手術を受けるのか十分に検討される必要があります。

私の手術全般に言える事ですが、『自然な変化』で、『あまり大きな変化は出ない』ということが特徴です。しかし、効果が出ないというのとは全く違いますので、症例写真をご覧になってよくお考え頂きたいと思います。

さて、他院で切らない鼻尖形成術を受けられた方の当院手術前(写真1)と術後3か月(写真2)の正面の状態変化です。鼻筋が何となく通った感じになり、鼻先が細くなっているのですが、変化が分かり難いかもしれません。

BEFORE
AFTER

斜めからの状態を比較して頂く(写真3, 4)と、術後3ヶ月では、鼻先のボリューム感が減り、『鼻筋が通ったように見える』と感じて頂けると思います。

横顔で比較して頂くと、鼻先(鼻尖)が少し高くなり、下を向いたことが分かり易いと思います(写真5, 6)。

私の手術は、手術書に載っている方法ではなく、日本人仕様に変えた方法で手術をしています。この術式の最大の特徴は、『大鼻翼軟骨を曲げて使う』ということです。これによって、鼻先を細くして高くすることが出来、人工的な感じにならないように仕上げられます(写真7)。

最後にこの方の術前(写真8)、術後3か月(写真9)の下からの状態をご覧頂きたいと思います。

いつも同じことを書きますが、担当医の症例写真を数多く見て、その医者の感性を理解することが非常に大事です。しかし、術後の写真をアプリで加工して紹介している医療機関もあるようです。そこまで行くと『医者のモラルの問題』である気もします。

きちんとした手術をしてくれる先生なのか、いい加減な先生なのかも診察時にきちんと判断することをお勧めします。

施術名:鼻尖形成修正(他院切らない鼻尖形成後)

施術内容:他院にて、切らない鼻尖形成術を受けられた後に、切る鼻尖形成術にて鼻尖の形状を整える

副作用(リスク):抜糸後、1~3ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。        

価格:通常料金¥440,000・モニター料金¥374,000(税込)※2025.8.11現在

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/#nose

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。