美容外科話

COLUMN

隆鼻術(シリコン・軟骨・ヒアル)
第60話

鼻のヒアルロン酸注入(隆鼻)の実際

最近、隆鼻目的で、ヒアルロン酸を入れる方が増えてきて、自分としても、“悪くない”と思っていますので、今回はこの事について書いてみようかと思います。

私のクリニックで施行する方には、今まで術直後の写真しかお見せすることが出来なかったのですが、これは、鼻のヒアルロン酸の再注入にいらっしゃる方は、ヒアルロン酸が“無くなってからいらっしゃる”ので、実際に入れて数日経つとどれだけ落ち着くのかが、自分でも把握できていなかったからなのです。

しかし、今回、術後3日で写真を撮ることが出来、しかもご本人にネットに公開することを快諾していただいたので、この機会に実際の手技と経過について簡単にまとめてみようかと思います。写真を提供していただいた方には、この場をお借りして深く感謝の意を表します。この手技も、例によって“私のやり方”なので、クリニックによって差異があると思いますので、施術前にはよく担当医と話すようにしていただきたいと思います。
BeforeBefore
AfterAfter

まず、どれくらい感じが変わるのかを示すために術前の写真を示します。

正面と側面だけでは感じがつかみ難いと思いますので、斜めの写真も一緒に入れておきます。

After

マーキングをしています/消毒

私は、術前に鼻の真ん中が分からなくならないように、中央にマーキングをしています。
マーキングが終われば消毒です。
After

ヒアルロン酸注入/確認

消毒をしたら、実際にヒアルロン酸を何箇所かに分けて注入していきますが、写真の出血が見られる部分が針で刺した場所です。
ある程度注入が終われば、ご本人に合わせ鏡を使って形の確認をしていただきます。
After

術直後/術後3日

この後、若干の修正を加え、冷やして終了ですが、術直後の様子を写真に示します。

直後は、鼻が全体的に赤くなって、違和感があるのが分かると思います。

通常はこれで、私と数ヶ月お会いすることはなくなるのですが、今回は3日後に写真を撮れましたので、その様子を示します。 3日経つと赤みも随分落ち着いているのが分かります。
以上が、手技の大まかな流れですが、これは手技よりも“どこをどれだけ高くするか”が一番の問題だと思いますので、術前、あるいは術中に形の打ち合わせを担当医ときちんとする事が大切です。

注射をしてしまうと形の修正がなかなか難しいと思いますので、“単なる注射だから”とか“プチだから楽勝”などと安易に考えず、患者さんもきちんと考えて施術に臨んでいただきたいと思います。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

http://dr-yamamoto.com/cost/?ca=14


ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

http://dr-yamamoto.com/contact/


また、スタッフブログもぜひご覧下さい。

http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。

https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/


『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。