顎シリコンの挿入については、以前に書きましたが、今回は、モニターの方にご協力していただき、術後の腫れをご紹介したいと思います。このお話にご協力いただいたモニターの方には、この場をお借りして深く感謝いたします。まず、術前(写真1, 2, 3)と術後1ヶ月(写真4, 5, 6)の状態を比較していただきたいと思います。
顎が出ると顔がすっきりした感じになると思います。顔全体をお見せした方がもう少し変化が分かりやすいと思いますが、このように部分写真でも変化はお分かりいただけると思います。この方も、他の方にお会いすると“なんとなく感じが違う”と言われるそうです。この方のデザインですが、“人に指摘されないくらいの自然な変化で、はっきりとした効果を出す”ということで考えました。ここで術前デザインをお見せしますが、顔の輪郭を崩さないような大きさで顎が前に出るような高さのシリコンを計画しました(写真7)。
術後の腫れの変化をお見せしますが、術後5日目の抜糸時は皮下出血が広がり、顎全体が腫れて、皮膚も一部黄色く変化しているのが分かります(写真8, 9, 10)。この程度には、個人差がありますが、この方は“平均的な経過”だと思いますので、参考にしていただければ良いと思います
術後2週間後の状態(写真11, 12, 13)をお見せしますが、腫れは大分治まったものの、まだ腫れが残っているのがお分かりいただけると思います。ただ実生活上は、この位で人前に出られると思いますので、“術後2週間位のダウンタイム”と考えても良いかもしれません。
以前に顎シリコンは長期的にみるとどうかといういような否定的な文章を書いて、一部の患者さんからも心配されましたが、“長期的にフォローをする”ことによって安全性を確保していきたいと考えています。このような理由で、当院では、術前か、術直後に顎のレントゲンを撮らせていただき、1年に1度程度の頻度で骨の形をフォローするようにしています。この方の顎の骨の写真(写真14)もお見せしますが、これで定期的な顎骨のフォローアップが可能です。
以前に顎シリコンは長期的にみるとどうかといういような否定的な文章を書いて、一部の患者さんからも心配されましたが、“長期的にフォローをする”ことによって安全性を確保していきたいと考えています。このような理由で、当院では、術前か、術直後に顎のレントゲンを撮らせていただき、1年に1度程度の頻度で骨の形をフォローするようにしています。この方の顎の骨の写真(写真14)もお見せしますが、これで定期的な顎骨のフォローアップが可能です。
長期的に責任を持ってフォローアップしてもらえる医療機関であるかが、この手術のクリニック選びには非常に大事であると思います。