まず、この話にご協力いただいているモニターの方には、この場をお借りして深く感謝いたします。
Before After 外来で“平行型の二重にして下さい”という御要望を時々受けます。埋没法の手術では、目頭側の二重が付きにくいことが多いので、たいていは切開法を選択するようにしています。
ただ、瞼にあらかじめ“二重となる折り癖(しわ)”がある方は、埋没法でも平行型に出来ることがありますので、診察の上で決定することが大事であると思います。
(写真1)他院にて埋没手術を受けられています。ご希望は、目頭側の二重の幅を広げることです。
(写真2)切開法術後1カ月です。 目頭側の二重が平行になりました。
(写真3)1ヶ月後の傷の状態です。
(写真4)まだ赤みが目立ちます。4ヶ月後の傷の状態です。ほとんど傷が分からなくなりました。
次に、抜糸時(写真5)、術後2週間(写真6)の状態をお見せしますが、末広がりのデザインの方に比べると、腫れているのがお分かりいただけると思います。
術後の経過には個人差がありますが、このように時間とともに“自然に”なっていきますので、術前に経過についても御理解の上、手術を受けられるようにしていただきたいと思います。
診察をしていると、“埋没法でこの様な形の二重に”というような方にもお会いすることがありますが、術式によっては限界もありますので、担当される医師と十分な相談をすることを、お勧めいたします。
1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。