美容外科話

COLUMN

刺青切除・刺青除去レーザー
第179話

【大きなタトゥー・刺青の除去】レーザーと切除の傷跡の経過を写真で解説

以前に、刺青除去に切除と植皮を組み合わせる治療法をご紹介いたしました。

今回は、レーザーと切除の組み合わせの治療をご紹介したいと思います。このお話にご協力いただいたモニターの方には、この場をお借りして深く感謝いたします。

刺青除去ご希望の方から、『私の場合は、どれくらいの時間と金額がかかりますか』というご質問を受けることは、非常に多く、私としても時間も費用も最小限になるように考えています。

また、切除の場合は、傷の仕上がりや形も問題となると思いますので、なるべく最小限の傷に仕上げることにも気を遣っています。

術前
術前
切除範囲
切除範囲

この方は、左上腕に単色の刺青がありました(写真1)。

単色黒系の刺青ですので、通常は全体にレーザー治療のみで進めていく事が、治療後の傷も出来ない理由から、医者側の基本です。

この方の治療経過をご紹介しますが、治療前に切除をする範囲を決めました。

写真2のペンで囲んだ部分が切除する部分です。


2回レーザー照射した状態
2回レーザー照射した状態

この切除範囲以外に2回レーザー照射した状態(写真3)をお見せしますが、レーザー照射した部分の刺青は、かなり薄くなっています。

当初の予定通り残り部分は切除いたしました。

切除完了の状態
切除完了の状態

切除完了の状態(写真4)をお見せしますが、一部分は若干残っていますが、これは時間とともに消えていきますので、治療はこれで完了です。

このように、手術とレーザー照射を組み合わせることにより、時間的にも経済的にも最小限で治療することが可能です。

刺青除去のカウンセリングにいらした方が『レーザーだけでは、刺青が消えないと聞いたので』とおっしゃる方も多いのですが、刺青の色や深さによって適応はあると思いますので、術前によく担当医と相談していただきたいと思います。

刺青除去の治療計画は、色々なバリエーションが考えられますので、色々な選択肢を提示して患者さんに選択してもらうのが最良であると思っています。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。