美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第309話

他院術後の鼻変形を治す!!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深謝いたします。

今回は、他院にて鼻中隔延長術、鼻尖軟骨移植術(鼻尖形成術)という鼻の手術を受けられた後に、鼻が不自然な形になってしまったという方をご紹介したいと思います。

当院は、修正手術を専門的に毎日のように手術しているクリニックですが、お悩みの程度や種類も様々で、手術中に苦労してしまうことも少なくありません。

しかしながら、術後に元気になった患者さんとお会いすると、次の方の治療にも意欲的に取り組む活力がわいてきます。

まず、術前(写真1)、術後1か月(写真2)の状態を御覧に入れたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後1ヵ月(写真2)

どこが変わったのかお分かりいただけますでしょか?


術前(横)(写真3) 術後1ヵ月(横)(写真4)
術前(横)(写真3) 術後1ヵ月(横)(写真4)

正面からは、分かり難いかもしれませんね。

実は、鼻中隔延長と移植軟骨の位置関係が悪く、鼻尖部に左右差が出来、横顔の鼻の形状が角ばった感じになってしまっているのです。

横顔をお見せしますので、どのように変化したのかをご覧いただきたいと思います(写真3, 4)。

修正手術ですが、鼻中隔の移植された軟骨と、鼻尖に移植された軟骨の位置関係が悪いわけですから、これらの位置をきちんと治せば良いということになると思います。

これが理屈で、まさにそのように修正手術を行うわけですが、この違う位置で固まってしまった軟骨を一度バラバラにするという工程に非常に骨が折れます。

また、移植されていた軟骨は硬くなってしまっているので、これらを正しい位置に固定するという作業にも技術と経験が必要になります。

術中(写真5) 術中(写真6)
術中(写真5) 術中(写真6)

術中所見をお見せします。黄色の矢印で示した部分にある白いものが軟骨で、形が変形し、位置が適当なところにあるのがお分かりいただけると思います(写真5)。

これらの位置関係を修復した状態(写真6)もお見せします。先の状態と比べると、『すっきりとした感じ』になったのがお分かりいただけると思います。

術前(下から)(写真7) 術後1ヵ月(下から)(写真8)
術前(下から)(写真7) 術後1ヵ月(下から)(写真8)

下から見上げた状態で比較していただくと、この変化がお分かりいただけるのではないでしょうか(写真7,8)。

写真で比較すると、修正手術前の状態が、あまりおかしくないように見えるかもしれません。

しかし、実際にお会いすると、かなり違和感を覚えるのです。

このように、写真と肉眼で見る事は、非常に違うのだということも頭に入れて頂きたいと思います。

いつも同じことを書きますが、美容の手術では、『デザイン力』が非常に大事です。また、担当医の『美的感覚』も非常に大きな問題となると思います。

術前には、実際に担当する先生にお会いして、自分との『美的感覚にずれがないか』を判断されてから手術を受けられる事を強くお勧めします。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。