美容外科話

COLUMN

目の他院修正手術
第348話

他院での切開修正手術をさらに修正する!(他院目美容整形修正手術の修正手術)

まず、御協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深く感謝いたします。

今回ご紹介するのは、他院にて修正手術を受けられた方の修正術です。

この方は、他院にて切開術の修正手術を受けられた後に、『二重の幅と傷が目立つことを改善したい』というご希望にていらっしゃいました。

また、二重のラインは目頭側を少し広くして、平行型に変えたいというご希望でしたので、切開重瞼修正術及び目頭切開術を計画いたしました。

術前(写真1, 3)と術後6か月(写真2, 4)の状態を比較して頂きたいと思います。

BEFORE
術前(写真1.3)
AFTER
術後6ヵ月(写真2.4)

二重の目頭側の幅が若干広くなり、平行型に近くなり、閉瞼時の傷も目立ち難くなったのがお分かり頂けると思います。


デザイン(写真5) 術中(写真6) 修復後(写真7)
デザイン(写真5) 術中(写真6) 修復後(写真7)

この様な場合、皮膚があまり余っていないので、二重の形状と、傷の凸凹を修正することを念頭に置いてデザインします。(写真5)。

術中の所見です。矢印で示した部分の組織が無くなり、ペラペラな感じになっているのがお分かりいただけますでしょうか?

この部分の組織欠損が傷を凹ませている原因です(写真6)。修正手術では、この部分の穴埋めを如何にするかというのが重要です。

組織を修復した状態をお見せしますので、先の状態と比較して頂くと、改善したことがお分かりいただけると思います(写真7)。

修正手術では、この工程をいかに出血させずに行うかということが非常に大事です。

写真からも出血量が少ないのがお分かりいただけると思います。

糸時(写真8.9.10)
糸時(写真8.9.10)

次に、術後の傷の経過をご紹介したいと思います。
術後7日目、抜糸時の状態ですが、これだけ複雑な手術を行うと非常に腫れます(写真8)。

術後1か月の状態ですが、傷に赤みがあり、若干目立つと思います(写真9)。

術後3か月を経過すると、傷もかなり目立たたなくなってきます(写真10)。

修正手術は、経過に時間がかかるということは、何回も書いていますが、傷の経過も、一度盛り上がったようになってから、徐々に落ち着いてくるという経過を取ります。

したがって、術前から慌てないような心構えが大事だと思います。

いつも書いていますが、初回の手術とは傷の治癒過程も治癒時間も全く異なるということを認識したうえで、手術を受けられることをお勧めします。

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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。