美容外科話

COLUMN

第397話

人中短縮術(リップリフト、上口唇短縮術)の経過|傷跡と腫れが目立たなくなるまで

まず初めに、ご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

人中短縮術のカウンセリングでは、『術後の傷の経過には、個人差がある』というお話をよく差し上げます。

これを言われる患者さんとしては、非常に気になる部分ですので、色々な方の経過をお見せしたいと思います。

今回ご紹介する方は、『平均的な経過』の方だと思いますので、ご参考になれば幸いです。

まず、この方の正面の術前(写真1)と術後3か月の状態(写真2)を御覧に入れたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後3カ月(写真2)

人中の長さの変化と上口唇の形状の変化がお分かり頂けると思います。


術前(写真3)術後3カ月(写真4)
術前(写真3)術後3カ月(写真4)

正面からだけですと、傷の状態も分かり難いと思いますので、角度を変えて、術前(写真3)と術後3か月(写真4)をお見せしたいと思います。

人中短縮術(リップリフト)のデザインについて

デザイン(写真5)
デザイン(写真5)

この手術は、他の話でも書きましたが、簡単に言うと、『切って縫うだけ』の手術です。

それだけに、『どう切って、どう縫うのか』というのは非常に大きな問題です。

どのように縫うかというのは、後ほどブログにてご紹介したいと思いますので、そちらをご覧いただきたいと思います。

この方の切除幅は5mmで手術デザインは、『小鼻に負荷がかからないように考えて』デザインしました(写真5)。

よく、患者さんに、『術後に小鼻は広がらないのですか?』という御質問を受けるのですが、小鼻外側まで切開してしまいますと、小鼻が外側に引っ張られてしまい、横に広がってしまうために、小鼻が広がる可能性があると考えています。

したがって、当院のデザインは、そのようにしませんし、小鼻が広がったという患者さんのコメントも聞いたことがありません。

どのように手術デザインをするのかは、担当医に事前確認することが大事だと思います。

人中短縮術(リップリフト)の術後経過

抜糸時(写真6.7)
抜糸時(写真6.7)

さて、術後経過ですが、上口唇が腫れます。

術後5日目、抜糸時にお会いすると、この腫れも大分収まってきているのが一般的です。

この時の状態(写真6, 7)をお見せします。

傷の痛々しさは残っているものの、腫れは収まりかけていることがお分かり頂けるはずです。

術後1カ月(写真8.9)
術後1カ月(写真8.9)

次に術後1か月の状態です(写真8, 9)。

まだ、傷の赤みが目立つと思いますが、赤みは、3か月程度をピークにいったん悪化することもよくある現象です。

術前術後で、医療機関が経過の良い症例しか紹介しないと、あたかも全例が同じような経過をとるのかのように、患者さんに思われてしまうと思います。

手術には、個人差がありますので、なるべく色々な方をご紹介したいと考えております。
この手術は、担当医のデザイン能力、縫合技術、そしてご本人の体質によって結果が左右されてしまいますので、この点をよくお考えの上、手術をご検討されることを強くお勧めします。

⇒人中短縮術(上口唇挙上術)についてはこちらに手術例をまとめております。

施術名:人中短縮術・リップリフト・鼻下短縮

施術内容:鼻の下の長さを短くする

副作用(リスク):上口唇の形状が山型になる可能性がある

施術料金:通常料金¥308,000(税込)・モニター料金¥246,400(税込)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
http://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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