美容外科話

COLUMN

目尻切開
第183話

目尻切開の個人差

まず、この話にご協力いただいたモニターの方々にこの場をお借りして深く感謝いたします。
今回は“目尻切開の効果の個人差”についてご紹介したいと思います。

目尻切開の手術は、術式には大きな差異がなく、どの方にも同じようなデザインで決まったやり方をする手術です。ですから、術後の効果には術前の形が大きく左右することになります。

目尻切開の効果は、大きな変化が期待できないというのは、以前から書いてきましたが、全員の方に効果が期待できないということではなく、『効果の程度に個人差がある』というのが正確な表現だと思います。
BeforeBefore

術前

AfterAfter

術後

お二人の術後結果をご覧になっていただけるとお分かりいただけると思いますが、
いずれの方も斜め方向の写真では、目尻の長さが長くなっていますが、正面から見た感じは大きく異なると思います。

After

術前(写真2)

After

術後(写真4)

このように効果が異なりますが、腫れ方はほとんど同じで、社会復帰までの時間が短い事には変わりがありません。
いずれの手術を受けられる際も、手術に対する期待や目的は患者さんによって様々だと思いますので、その点も担当医にご相談の上、手術を受けられることをお勧めいたします。

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。