今回は、12月18日(火)放映のTBS「Nスタ」の取材にご協力いただいた患者さんをご紹介したいと思います。
他院手術結果にブルーな気持ちにも関わらず、ご協力いただけたことにこの場をお借りして深く感謝いたしたいと思います。
鼻の修正で苦労するのは、曲がって、歪んでいると、その癖が残ってしまい、なかなか修正が難しいことや、小鼻の皮膚や軟骨を切除されてしまうとパーツ不足で修正する方法が見つからないことがあるからなのです。
ですから、時として修正は、限度範囲内で行うしか手段がないということになります。
今回の方の術前、術後1か月の状態をご紹介しますが、術前の状態の問題点はお分かりになるでしょうか?
患者さんの気になる点は、
1.左小鼻の形がおかしい
2.小鼻の左右差がある
3.鼻筋が曲がっている
という事でした。
診察してみると、
1.鼻に入れられたシリコンが曲がって入っている
2.左の小鼻が変形して階段状になっている(原因不明)
3.右小鼻の切除方向が悪いため、小鼻が下がったようになり、左右差が強調されている
ということが分かりました。
そこで、治療計画としては、曲がった鼻筋に対しての選択肢は、
1.曲がって入っているシリコンをまっすぐに違うシリコンで置き換える
2.自家組織の方が、定着性が良いので軟骨等でシリコンのように高くする
3.シリコンは抜去するが、あまり『抜いた感』が出ないように鼻尖軟骨縫縮術を併用する
という方法を患者さんにご説明しました。
次に小鼻に対してですが、これは二段になってしまった左側を切除せざるを得ません。
必然的に左側の小鼻が小さくなってしまいますので、これに合わせるように右側を若干切除するとともに右の小鼻の縫合方向を変えて、小鼻の位置も変えるという治療法以外には、私が考えつかない旨をご説明しました。
患者さんとしては、自家組織の使用も、異物の使用も止めていただきたいとのことでしたので、
手術計画は
1.鼻のシリコンの抜去
2.鼻尖軟骨の縫縮
3.左右小鼻の再切除
ということになりました。
言葉で書くと非常にシンプルなのですが、なかなか手術は苦労しました。
まず、シリコンが曲がって入っていたために、鼻尖軟骨が押されて曲がっていて、なかなか縫縮が難しかったこと、小鼻の中縫いが強く、形状を整えることが大変でした。
手術をしてみて分かったのですが、シリコンの長さが短すぎたことも鼻の形を不自然に見せていた原因でした。
このように、鼻の手術は、技術が伴わないと思わぬ結果に悩まされることになります。
術前に担当医の症例写真を良く見せていただくことを強くお勧めします。
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