美容外科話

COLUMN

隆鼻術(シリコン・軟骨・ヒアル)
第124話

隆鼻術(鼻シリコン、プロテーゼ)のデザイン

鼻のシリコンを挿入については、何回か書いていますが、今回も、モニターの方にご協力していただき、デザインによる個人差をご紹介したいと思います。今回のモニターの方には、この場をお借りして深く感謝いたします。

まず、術前と術後1ヶ月の状態を比較していただきたいと思います。


術前/術後1ヶ月 正面
術前/術後1ヶ月 正面

この方は、若干の変化ではなく、鼻筋をすっきりとさせて欲しいという御希望でした。
鼻全体が高くなり、鼻筋が通ったのがお分かり頂けると思います。

術前/術後1ヶ月 斜め
術前/術後1ヶ月 斜め
術前/術後1ヶ月 横向き
術前/術後1ヶ月 横向き

ご本人曰くこの様な写真の変化でも、他の人からみると“あまり指摘されない”そうです。

私が大きな変化を出すのを得意としていないことは、数々の話で書いていますので、 “人に指摘されないくらいの自然な変化で”という方が多いのですが、この方のように比較的大きな変化を望まれる方もいらっしゃいます。

このような場合には、シリコンが大きすぎて数年後に飛び出したりしない“安全域”で鼻根部から鼻尖部までを高くするようにデザインしています。

異物を挿入する際に注意しなくてはならないのは、“大きすぎない物を入れる”ことだと思います。

特に鼻のシリコンは、大きすぎると数年後に皮膚を突き破って出てくる可能性が高いので、担当医と術前の安全域について打ち合わせをすることも大事だと思います。

鼻シリコンを抜去しなくてはならない方とお話していると“術前に欲張り過ぎました”とおっしゃられることも珍しくありませんので、“安全第一”ということを念頭に入れて手術を受けられることをお勧めします。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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