美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第516話

他院術後、小鼻の広がりを修正する!!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

小鼻縮小術では、デザインだけではなく、局面的に切除する技術や縫合能力が大事という話は何回も書いてきました。このどれかが欠けてしまっても、良い形状には仕上がりません。

今回の方は、他院にて小鼻縮小術を受けたが、小鼻の形状が気になるというのがご本人のお悩みでした。小鼻縮小術の修正では、ちょっと小鼻を切り足すだけでも、組織が硬くなっているために、非常に難しいという事も珍しくありません。

では、術前(写真1)、術後6か月(写真2)の正面の状態を比較して頂きたいと思います。小鼻の形状が下に広がっていた感じが改善し、横幅も小さくなった事がお分かり頂けるでしょうか?鼻の穴の見え方も改善しています。

BEFORE
AFTER

笑った状態では、術前(写真3)と術後6か月(写真4)では、小鼻の張り、広がり方が改善したことがお分かり頂けると思います。

下から見て頂くと、術前(写真5)と術後6か月(写真6)では、小鼻の横幅が改善していることがお分かりいただけると思います。

修正手術では、どの部分を切ると形状が改善するのかを考えることに苦労します。

特に組織の状態が硬いことも考慮しなくてはいけません。

左右での切除幅(写真7)、右小鼻の切除デザイン(写真8)、左小鼻の切除デザイン(写真9)をご覧下さい。

手術は、デザインだけではなく、硬い組織をいかに上手に扱うかで、仕上がりが変わってしまいます。

さらに術中に組織剥離も行わないと小鼻が動きませんので、術後は腫れ、皮下出血が強く出ます。

術後1週間、抜糸時の状態をお見せします。

矢印で皮下出血部分も示しました(写真10, 11,12)。

小鼻縮小術では、顔との『バランス』や『調和』を考える担当医の『想像力』が非常に大事ですので、症例写真を見て判断されることを強くお勧めします。

小鼻の修正手術を希望される方にお会いすると、修正不能という状態の方も少なくありません。術前に、様々な症例写真から担当医の腕を評価して欲しいと思います。

施術名:小鼻縮小修正術(他院修正)

施術内容:一度小鼻縮小術を受けられた後に、更に大きさを小さくしたり、左右差を整えることが可能

副作用(リスク):抜糸後、1~3ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。        

価格:通常料金¥528,000・モニター料金¥448,800(税込)※2024/8/19現在

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/#nose

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。