美容外科話

COLUMN

二重切開
第36話

【二重切開で顔を明るく】40代の女性の経過を画像で紹介

色々な話の中で、腫れるだの、痛いだのと書いていたら、“実際どれくらい腫れるのか見せて欲しい”と言われる事が多いので、来院された方には術後の経過を写真でお見せします。

しかし、インターネットに公開するとなると、患者さんに見せるのは構わないといってくださる方も“インターネットはちょっと”と断られてしまいます。

そのためなかなか実際の患者さんの写真を公開出来なかったのですが、先日、ある患者さんが快く“私は出しても構いませんよ”と言ってくださったので、この話の中に載せる事にしました。

彼女にはいわゆるモニターをお願いした訳ではないので、この場を借りて深く感謝の意を示します。

二重切開のビフォーアフター

では、早速それぞれの写真に関しての解説をして行こうかと思います。

BEFORE
術前
AFTER
術後5日

術前:41歳女性。二重の幅をしっかりさせて、顔を明るくという希望でしたので、年齢的なことも考慮して二重の切開法による手術をすることにしました。

二重の幅を単に広くするよりも、目頭を微妙に切開した方が綺麗なラインが出るのと、目がすっきりとした感じになると思いましたので、二重切開と目頭切開を計画しました。

術後5日:これがいわゆる腫れた状態です。術中に私が少し出血させてしまったので、出血した血が降りてきて、下瞼に皮下出血となってしまっています。

上手く行くとこの皮下出血が出ない事もあります。


術後2週間:先日お会いした時の写真です。

腫れは少なくはなったとはいえ、まだ腫れています。

今後腫れが落ち着いて二重の幅が若干細くなると予想されます。

以上が、大まかな経過ですが、人によっても経過がまちまちで、これは一例にすぎません。

ただ、私の患者のいわゆる平均的な経過だと思いますので、参考になるのではないでしょうか?

また、これはあくまでも私の患者さんなので、先生によっても経過が違うと思いますので、術前によく見せてもらって下さい。

よく、術前と術後の写真だけが載せているクリニックを、見かけますが、現実的に重要なのは時間的な経過なのではないでしょうか?

『美容外科話』著者

  • 1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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