美容外科話

COLUMN

上口唇挙上術(外側人中短縮)
第433話

【上口唇挙上術】(外側人中短縮術、外側リップリフト)口を開けにくくなる可能性は?

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

上口唇挙上術(外側人中短縮術)は、上唇が薄いことが気になる、上口唇が下がったような感じが気になるという方に受けて頂きたい手術だと思います。

しかし、『口の周りが突っ張るようになるから動かせないって聞いたんですけど』というような質問も時々受けます。

これは、手術で口輪筋という唇を動かす筋肉を切ったりしてしまうと起き得る現象だと思います。

当院(私)の手術の方法としては、『唇の上の皮膚切って、縫うだけ』にしていますが、他施設では、手術の方法も異なりますので、術前に手術を受けられる医療機関に、『口輪筋の処理をするか否か』を含め、術式内容を確認することも大事だと思います。

また、単純な手術がゆえに、どう切るかのデザインと、どのように縫うのかは非常に大事な問題です。

では、術前(写真1)と術後3か月(写真2)の変化をご覧頂きたいと思います。

BEFORE
手術前(写真1)
AFTER
術後3カ月(写真2)

当然のことですが、上口唇が上がり、上口唇が大きくなったように見えます。


術前(写真3)と術後3か月(写真4)
術前(写真3)と術後3か月(写真4)

先ほどの質問に答えるために、術前(写真3)と術後3か月(写真4)の大口を開けた状態の変化をお見せします。

唇の形等を確認して頂くと、突っ張った感じは無いということがお分かりいただけると思います。

切除範囲(写真5)
切除範囲(写真5)

次に、どこをどのように切ったのかをお見せします(写真5)。

ポイントは、全体的なバランスを考えながら、線を引けるかだと思っています。

また、定規を当てていますが、『案外少し切るだけでも結構雰囲気が変わる』ことに気が付かれるのではないでしょうか?切る範囲を大きくすると、上口唇が腫れたような仕上がりになってしまいますので注意が必要です。

術後3か月では、口が開きにくいという現象は解消されているのが一般的なのですが、手術後しばらくの間は『傷が盛り上がったような感じがする』『傷口が突っ張る感じがする』ということも、時々起こり得ます。

前述しましたが、切って縫うだけの手術でも、各医療機関、また同じ医療機関でも担当医によって、『それぞれのやり方』があります。ご自分が受けようと思っている担当医が、どのような手術を行っているのかを術前によく確認することをお勧めします。

当院(私)は、『当院で是非』、『当院独自の技術』等の説明や勧誘はしておりません。私と話してみて、なんか違うと思われた場合には、他院を選択されることをお勧めします。

⇒人中短縮術(上口唇挙上術)についてはこちらに手術例をまとめております。

傷の経過についてはnoteにてご紹介しております。
https://note.com/yamamotoclinic/n/n10360ad48185

ブログでは上口唇の縫い方についてご紹介しております。
https://ameblo.jp/dr-y-yamamoto/entry-12647921047.html

※出血シーンが含まれておりますので閲覧にはお気を付けください。

施術名:上口唇挙上術(外側人中短縮)

施術内容:上口唇をふっくらさせる。鼻の下を短くする。

副作用(リスク):内出血が起こる可能性がある・術後の腫れ

施術料金:通常料金¥308,000(税込)モニター料金¥246,400(税込)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。