手術名:シリコンプロテーゼ抜去+鼻尖形成修正+移植物修正(位置修正・摘出等)
まずこのお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
今回ご紹介するのは、他院にてプロテーゼ(シリコン)隆鼻術、鼻尖形成術、鼻尖部に耳介軟骨移植を受けられた後に、鼻が腫れてきたという方です。
鼻の痛みが強くなってきたという事で、手術担当医にご相談された様ですが、抗生剤内服にて様子をみましょうとの事で、手術的な療法は提示されずにご不安になり、当院にいらしたとの事でした。
来院時は、鼻根部から鼻尖部まで全体的に腫れていて、痛みも伴っていましたので、感染を強く疑い、しかも、内服治療が奏効していない状況からプロテーゼ(シリコン)抜去、洗浄し、鼻翼軟骨の形状を再度治し(鼻尖形成修正術)、移植されていた軟骨を再移植するという手術計画を立てました。
また、術中所見によっては、移植されている軟骨が使えないという事も想定しながら手術を行いました。
ここで、手術前の状態(写真 3, 5, 7)と術後6か月の状態(写真 4, 6, 8)を様々な角度からご覧頂きたいと思います。
プロテーゼ(シリコン)を抜いたにも関わらず、鼻が低くなったようには感じないのではないでしょうか?
これは、鼻筋を通したことによる、『目の錯覚』を利用しています。
実際にどの程度の大きさのものが入っていたかは、私のNoteにてご紹介しますので、そちらをご覧頂きたいと思います。
鼻尖部に移植されていた軟骨のサイズも大きく、これをサイズダウンしないと、『鼻先が太ったような感じ』に見えてしまいます。
移植されていた軟骨をご覧頂きたいと思います(写真9)。
この軟骨を取っただけですと、鼻先に空洞ができ、凹んだ状態になってしまいます(写真10)。
摘出した軟骨は、感染していませんでしたので、加工して、再移植することにしました(写真11)。
こうして手術を無事終えましたが、前医での鼻尖部の移植軟骨が大きい事、プロテーゼ挿入も同時に行われていたために、キャパオーバーとなっていたように感じました。
色々な話で書いていますが、『手術は、最小限に』という事をポリシーにしている私と『手術てんこ盛り』を行う医師とでは、考え方が全く異なりますので、ご自分に合った担当医を探されることを強くお勧めします。
宜しければ、ブログ・noteも併せて御覧下さい。
https://ameblo.jp/dr-y-yamamoto/entry-12683193158.html
https://note.com/yamamotoclinic/n/n9ce54bf6f8a5
※出血シーンが含まれておりますので閲覧にはくれぐれもお気を付け下さい。
施術名: 鼻シリコンプロテーゼ抜去(他院)+鼻尖形成修正+移植軟骨位置修正
施術内容:鼻シリコンプロテーゼ抜去…他院にて挿入したシリコンプロテーゼを取る/鼻尖形成修正術…鼻尖の形状を修正/移植物修正(位置修正・摘出等)…移植されている軟骨を一度摘出し、成型し、再度鼻尖部に移植する
副作用:手術後の腫れ・皮下出血する可能性がある。
施術料金:鼻シリコンプロテーゼ抜去(他院)¥220,000(モニター料金¥187,000)/鼻尖形成修正¥374,000(モニター¥317,900)/移植物修正(位置修正・摘出等)¥440,000(モニター¥352,000)
※税込
治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/
ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/
また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/yamaclistaff
当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/