目尻切開

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目尻切開

目の印象を柔らかく、さらに横幅を長く 目尻切開法

目尻切開の概要

手術時間抜糸腫れ麻酔
1時間半程度 (ひとりひとり丁寧に行います)5日~7日 特に腫れませんが、
白目部分が赤くなることがあります。
局所麻酔

目尻切開はこのような方におすすめです

  • 目を大きくしたい方
  • 目を横に広げたい方
  • 目がキツい印象に見られる方

目尻切開の料金

手術内容通常料金(税込)モニター料金(税込)
目尻切開(両側)¥308,000¥246,400
目尻切開(靭帯移動が必要な場合)(両側)¥407,000¥325,600
目尻切開修正(両側)¥528,000¥448,800
たれ目形成 修正(両側)¥528,000¥448,800
※修正手術の片側のみの手術場合、上記料金の70%とし、その他の手術の片側の手術の場合、上記料金の60%とします。
※モニターとはホームページ等のメディアに、手術部位の写真や動画を使用させていただく代わりに、手術料金がお安くなる制度です。

目尻切開手術について

目尻切開は、目尻を切開することによって目の横幅を長くし、さらに大きな目にする手術です。

目尻のシワに沿って、わずか5mm程度の切開を加え、同時に結膜側も切開して皮膚と筋膜をそれぞれ縫合します。
傷跡は目立つことがありません。

また、目尻切開することで目尻から下まぶたへのカーブが緩やかになり、バランスが整ったことでキツかった目もとが優しい印象へと変わります。

ただ、単独の手術では効果の度合いは少なく、二重切開法や目頭切開等と併用することでより効果を得ることができます。

目尻靭帯移動術(目尻切開で目尻の左右差を整える)

目尻切開術のみですと、左右の目尻の高さを変えることが出来ません。

この目尻の高さを調整するために、靭帯を移動する必要があります。

左右の目尻が下がり、目尻側の下眼瞼の形状が、変わり、左右差が少なくなったのがお分かりいただけると思います。

上を向いた状態で比較していただいても、目尻側が自然に下がったのが分かり易いと思います

では、この手術を具体的にどのように行っていくのかをご説明したいと思います。

切開する場所は、目尻切開の場合と同じで、カラスの足と呼ばれる目尻の皺に沿って5mm程度です。

こうして切開を加えた後に、靭帯を露出させ、移動後に再固定します。

文章にすると、非常に複雑に感じるかもしれませんが、切開範囲も小さく、『大きな手術を受けている感は、全くない』と思います。

この様に、手術を行うと、手術中の出血が、白目の部分に回ってしまう事もあります。

この時は、少々患者さんとしては、びっくりしていまいますので、この状態をご紹介しておきたいと思います(写真11, 12)。

もちろん、こうしたことが起こるのは10%弱なのですが、こうした状況もあえてご紹介しておくと、術前の心構えや術後の社会生活にも支障をきたし難くなるのではないかと思っています。

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目尻切開手術の流れ

局所麻酔を目尻に直接刺しますが、これがかなり痛いようです(写真2)。

局所麻酔が効いたら、術前に決めていたポイントまでハサミで切れ目を入れます(写真3)。

これで目尻が開くわけですが、あまり切り過ぎると“あっかんべー”の状態になってしまいます。

このまま放置すると傷が癒着してしまいますので、目尻の形を整えます(写真4)。

最後に傷を縫合して終わります(写真5)。

これだけの手技ですので、技術的には難しくない気もしますが、“どの向きにどれだけ切れ目をいれるのか”というのがこの手術の“肝”だと思いますので、術前の担当医との打ち合わせが大事なのはこの手術でも同じです。

ここで、実際にどれくらいの変化があって、術直後にどれくらいの傷なのかをお見せしようと思いますが、指で上下に目を開いて拡大すると傷の状態が分かると思います(写真6)が、普通にしていれば“案外目立たない”と思います(写真7)。

ただ、人間の目はかなり精巧ですので、この状態で職場や学校に行けるのかは甚だ疑問です。

ここで、術前の状態と比べていただくと、“目尻が若干長くなった”のと“目尻の角度が少し変わった”のが、分かっていただけると思います(微妙なので、分からない方がいても不思議ではありません)。

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目尻切開のビフォーアフター(術前・術後)

目尻切開は目尻の形状が三角形ではなく、四角形にならないように行います。

また、やりすぎると不自然な形になりますので、細かく確認しながら行っております

目頭切開の症例

目尻切開の変化

まず、術前(before)と術後1カ月(after)の状態を比較していただくと、目尻の白目の部分が大きくなったのがお分かりいただけると思います。

また、下まぶたを見ていただくと、目尻側が下がっているのがお分かりいただけると思います。

正面上を向いている時の目尻の形の変化も術前と術後1カ月では違いがお分かりいただけると思います。

このように少しの変化ですが、手術では5mmの皮膚切開を加えています。

この手術に対して私が最近積極的なのは、満足される確率が高い事と『腫れが少ない』ことです。

経過の良い方ですと、術後すぐに人と会いましたが、指摘されませんでしたと言われることも多いのが特徴です。

この方の術後5日目の状態をお見せしますが、『ほとんど腫れていない』というのがお分かりいただけると思います。

いつも書いていますが、術後効果や経過も含めて担当される先生と良くご相談されることをお勧めいたします。

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やりすぎると不自然?どのくらい変わる?

初めに、術前、術後3か月の正面視の状態を比較していただきたいと思います。

目尻側の白目の大きさが、変わったのがお分かりいただけますでしょうか?

目尻切開術は、『やりすぎると不自然な形になる』リスクがあると思います。

それがゆえに控えめな手術を行っているのですが、効果も『控えめ』な仕上がりなのかなと自分では思っています。

しかしながら、患者さんの『満足度』は、高い術式ですので、私の患者さんの写真を見て、違和感がないようでしたら、ご来院していただければ幸いです。

上方視をした状態で比較していただくと、もう少し分かりやすいかもしれません。

さらに、斜めの角度から見て頂くと、目尻が長くなったのがお分かりいただけると思います。

このように、目尻切開は、若干の変化ですが、大きく変化を出そうとすると、目尻の形状が三角形でなく、四角形のようになってしまうことがありますので、注意が必要です。

『こんなにちょっとの変化だから、さぞちょっとしか切らないのではないか』と思われる方も多いのではないかと思います。

実際の切開部分をデザイン(縦線は、切開線でなく、ここまで切るよという目印です)したものをお見せしますので、ご参考になれば幸いです(写真7)。

実際の手術方法に関して、色々な術式があると思いますので、その先生が担当された症例写真などを見て、担当医を決めることが非常に大事だと思います。

最後に、腫れについてご紹介します。術後5日目、抜糸時の状態ですので、ご参考になれば幸いです。

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目尻切開、どんな感じ?

目尻切開術は、やりすぎると『目尻部分だけあっかんべー』をしたように外反して不自然な形になるリスクがあると思います。それゆえに、どのようにデザインして、どこを切るのかというのは、非常に重要です。

初めに、術前、術後3か月の正面視の状態を比較していただきたいと思います。目尻側の白目の大きさが、変わったのがお分かりいただけますでしょうか?

斜めから見た状態で比較していただくと、もう少し分かり易いかもしれません。

また、横から見ると、目尻の三角の形状も崩れることなく、保たれているのもお分かりいただけると思います。

こんな事を書くと、そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、実は、他院にて目尻を切りすぎて横から見た時に、目尻が四角になってしまっている方にお会いすることも稀ではありません。

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当院のこだわり

ひとりひとり丁寧に対応いたします

1

患者様のご希望を十分に伺い、
どの程度理想の形へ変化するか
丁寧にご説明いたします。

2

患者様の形状によっては、
最大限効果を得るために
二重切開等の併用手術をお勧めしております。

3

手術直後より、
手術したことがわからないような仕上がりを
追求した手術をいたします。

施術の流れ

1

術前診察

患者様のご希望を事前の綿密なカウンセリングで伺い、
仕上がりのラインをデザインしていきます。

2

麻酔

局所麻酔を行います。
手術は、全く痛みを感じずに受けていただけます。

3

切開

デザインに沿って、皮膚を切開します。
この際、皮下の眼輪筋や軟部組織の切除を行います。

4

縫合

左右バランスを確認し、丁寧に縫合して終了です。糸は睫毛の一部のように見えますので、目立つことはありません。

施術の流れ

アフターケアについて

術後の過ごし方はどうしたらいいの?

入院・通院

入院・通院

入院は必要ありません。
抜糸のため5日後にご来院ください。

シャワー・入浴

シャワー・入浴

手術翌日より可能ですが、
3日間は顔にシャワーの湯水がかからないよう注意してください。
洗顔・入浴は抜糸翌日から可能です。

メイクアップ

メイクアップ

目もと以外のメイクは手術当日から可能です。
アイメイクは、抜糸翌日から可能です。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズ

手術後10日目以降から可能です。

よくある質問

目尻切開術、靭帯移動術って、腫れますか??(目尻切開のダウンタイム)

ここで、注意して頂きたいのは、『術直後は、腫れも出血もそれほどでもない』ということで、術後数時間してから、腫れや出血が出現することが多いという事です。

よく、他院のPRで、『術直後もこんなに腫れません!!』というような文章を目にしますが、『術直後は、腫れなくても、しばらくして腫れることもある』という事を認識した上で、手術を受けられることをお勧めします。

詳細についてはこちらを御覧下さい。

目尻切開、後戻りするって本当?

結論から申し上げると、『後戻りすることは、無いと考えてよい』という事です。

術式には、色々ありますので、個別の解説は難しいのですが、

1.目尻を無理に引っ張っている

2.傷口の断端の処理が甘い

ということが、後戻りの原因と考えます。

ですので、後戻りしない手術をするためには、

1.目尻に無理な力が、かからないようにデザインする

2.傷口の断端処理をしっかりと行う

という点が非常に大事です。

特に、無理なデザインをした挙句に、目尻を引っ張って骨膜に固定するというような手術を受けると、形状が不自然になるばかりか、眼球と下眼瞼の接触が悪くなり、ドライアイを誘発するので、注意が必要だと思います。

詳細についてはこちらを御覧下さい。

著者医師紹介

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。