美容外科話

COLUMN

刺青切除・刺青除去レーザー
第191話

【腕の刺青を1回で切除】傷跡の経過写真とビフォーアフターの解説(イバラ編)

刺青除去、特に刺青切除について、どの方からも相変わらず多いご質問は、何回で切除可能であり、時間的にどのくらいかかるのかということです。

今回は、数名の方を同時にご紹介することにより、1回で切除する刺青の大きさのイメージをつかんでいただければ幸いです。

このお話にご協力いただいたモニターの方々には、この場をお借りして深く感謝いたします。

私は、刺青除去ご希望の方には、時間と費用が最小限になるように治療法をご提示するようにしています。

傷の形が不規則になることを除けば、ある程度の大きさの刺青は1回で切除することも出来ます。

まず、上腕の場合をご紹介します。

最初の方は、全周性に刺青がある方です(写真1, 2)。

BEFORE
術前
AFTER
術後

まず、上腕の場合をご紹介します。最初の方は、全周性に刺青がある方です(写真1, 2)。


写真3, 4
写真3, 4

このような大きさの方も1回で切除が可能です。

次にご紹介する方は、他院でレーザー治療を受けられ、薄くはなったが、依然として刺青が分かってしまうという方です。このような場合も1回で切除可能です(写真3, 4)。

写真5, 6
写真5, 6

当然のことながら、もう少し小さいサイズの刺青は、簡単に1回で切除可能です(写真5, 6)。

写真7, 8
写真7, 8

次に前腕の方をご紹介します。

切除をするという点では同様ですが、上腕(二の腕)よりも皮膚が伸びにくい事もありますので、切除デザインに気を遣うこともあります(写真7, 8)。

このように1回で切除する方法ですが、術中に皮膚を調整しながら縫い合わせる作業には経験と技術が必要です。

今回ご紹介した方々の中では、レーザー照射し、形が残ってしまっているような方の場合です。こうした柄を1回で切除するのは、誰でも出来るわけではないので、術前によく担当医から説明を聞く必要があります。

また、刺青の形や大きさから1回で切除できない場合もあり、このような場合には、数回の手術を2, 3ヶ月の間隔を置きながら行います。

このようにすることにより、切除不能と思われたものも切除できるようになります。刺青除去には、レーザー治療や植皮も含めて、色々なバリエーションが考えられる場合もあります。

1つの治療法だけでなく、色々なバリエーションを聞いた上で、ご本人に最適な治療方法を患者さんとともに選ぶのも担当医の役目だと思います。

また、金銭的な問題や時間的な問題も非常に大事であると思いますので、色々な説明を聞かれた上で、治療を始められることをお勧めいたします。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。