美容外科話

COLUMN

小鼻縮小
第286話

【鼻の左右非対称を治す】左右差のある小鼻の形を整える

施術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

はじめに、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深く感謝いたします。
小鼻の広がった感じが気になるので直したいという事でした。

左右差のある小鼻縮小のビフォーアフター

この方は、小鼻縮小術を施行しました。

まず、術前と術後1か月の状態を比較していただきたいと思います。
どこが変わったか、お分かりいただけますか?

BEFORE
術前の状態です。
AFTER
術後の状態です。

術式としては、いつもの手術と何の変りもないのですが、術前の状態をご覧いただくとお分かりいただけるように、鼻の穴の大きさ、形状に左右差があります。
このような方の手術を左右対称に切ってしまうと術後に左右差が強調されておかしな形状になってしまいます。


術前のデザインです。
術前のデザインです。

私は、これを『デザイン力』と呼び、美容外科医には必須の能力で、他科の外科手術とは大きく異なる点でもあると思います。
では、どのようにデザインをしたのかを御覧に入れたいと思います。

また、小鼻の切り取るデザインカーブも直線的に引いてしまうと非常に人工的な違和感のある鼻が出来上がってしまいます。
術後にどの程度切ったら、左右がそろうのかをイメージするというのは、経験値による部分も大きいので、術前には、こうしたことも含めて、担当医とよく相談することが大事だと思います。

抜糸直後の状態です。
抜糸直後の状態です。

術後は、非常に腫れるという手術ではないのですが、それなりに腫れます。

抜糸時の状態をご覧いただくと鼻の穴の形にも腫れが影響していることがお分かりいただけると思います。

⇒小鼻縮小術についてはこちらに手術例をまとめております

最近、目の修正手術のみならず、鼻の修正手術をご希望される方にお会いする機会も多くなりました。
大半は、担当医との打ち合わせミスや感性の違いによるものが多いのですが、時として、『どうしてこんな感じに切ったの?』と思わず声に出してしまうことも珍しくありません。

このような目にあわないためにも、術前の担当医との打ち合わせは非常に大事ですし、担当医の『デザイン力欠如』は、致命的です。
くれぐれも気楽に考えずに担当医選びは、慎重にされることをお勧めいたします。

施術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

施術内容:鼻が大きい・小鼻の広がりを解消する

副作用(リスク):抜糸後、1ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。

施術料金:治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

自然に小鼻を小さくする左右差を考えたデザイン

手術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

いつも同じことをご紹介している気もするのですが、小鼻縮小術の際には、ご本人の小鼻の左右差を考えることが非常に大事です。

またこの左右差が、術後に強調されないようにデザインを書く能力が必須であることも周知の事実です。

一般的に、小鼻に左右差が無い方は、皆無と言っても良いくらいですので、『左右差を目立たなくする』ということを頭に入れながらデザインを書いて行きます。

また、小鼻を一部切除した後に、再縫合するのですが、同じデザインをしても、どの方向に小鼻を動かしたかによって形状が変わってしまいますので、この点にも注意を払います。

左右差を考えた小鼻縮小術の症例

早速、実際の変化を御覧に入れたいと思います。

BEFORE
術前
AFTER
術後3か月

正面の術前(写真1)と術後3か月(写真2)の状態をご覧下さい。

小鼻の広がりがおさえられ、すっきりとした感じに仕上がっていると思います。

また、鼻が細くなったような雰囲気にも仕上がっていると思います。


術前(写真3)/術後3か月(写真4)
術前(写真3)/術後3か月(写真4)

斜めから見て頂くと、術前(写真3)と術後3か月(写真4)で、小鼻の丸みが損なわれず自然に仕上がり、小鼻の付け根の位置も若干上がっていると思います。

よく見ると、鼻の穴の見え方も変わったことに気が付かれるはずです。

デザイン
デザイン

では、どのようなデザインをしているのかを、下から見た状態でご覧に入れたいと思います(写真5)。

右側の方が、若干切り幅が大きいのがお分かり頂けますでしょうか?

デザイン
デザイン

また、切除幅だけでなく、小鼻を切る際のカーブデザインをどのように書くのかも非常に重要な事です。

右側、左側のデザインをそれぞれお見せします(写真6, 7)。

三角鼻やコンセント鼻になってしまう要因

いつもご説明するのですが、手術書には、何ミリ切除等の話がよく書かれているために、定規で測って直線的にデザインを書く先生もいます。

しかし、曲面的な部分を直線的に切ったらどうなるかというのは、一般の方でも想像に難くないと思います。

実際、『コンセント鼻』、『三角鼻』と言われるような、“小鼻の丸みがない”仕上がりは、この様な事に起因することが非常に多いと思います。

さらに、この手術は、中縫いの方向も非常に大事で、針を曲線的に動かしながら縫うという職人芸も大事です。

表面を縫う時も、結び目をきつく締めると、血の巡りが悪くなり、傷が汚く治ってしまいますので、この締め具合にも職人的なこだわりが要求されます。

いずれにしても、各工程で『丁寧さ』が非常に大事ですので、時間に追われてバタバタと手術をするというのは、良くないと思います。

美容外科の手術は、担当医によって別物であることは、よく書いていますが、小鼻の手術も、担当医によって、別物に仕上がります。

術前に『担当医がどのような手術を行うのか』ということを、症例写真を検索して、推測することが何よりも大事です。

他の話でも同じ事をご紹介していますが、術後に小鼻が腫れていると、患者さんには腫れと認識されずに、『左右差』に見えてしまうことも少なくありません。

⇒小鼻縮小術についてはこちらに手術例をまとめております

この方の腫れの経過は、私のnoteにてご紹介する予定ですので、ぜひそちらもご覧頂きたいと思います。小鼻縮小術の傷についてはブログをご覧下さい。
https://ameblo.jp/dr-y-yamamoto/entry-12728489122.html

小鼻縮小後の後戻りについてはnoteをご覧下さい。
https://note.com/yamamotoclinic/n/nee0ec885f57f

※出血シーンがございますので閲覧にはくれぐれもお気を付け下さい。

施術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

施術内容:鼻が大きい・小鼻の広がりを解消する

副作用(リスク):抜糸後、1ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。         

価格:通常料金¥352,000モニター料金¥281,600(税込)

左右差を目立たさなくさせる手術とは

手術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

一般的に、小鼻に左右差が無い方は、皆無と言っても良いくらいだと思います。この左右差を完全になくすことは難しいので、『左右差を目立たなくする』ということを手術目標にさせて頂いております。

早速、実際の方を御覧に入れたいと思います。

左右差を目立たなくする小鼻縮小のビフォーアフター

正面の術前(写真1)と術後3か月(写真2)の状態を比較して頂きたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後3か月(写真2)

小鼻の広がりがおさえられ、すっきりとした感じに仕上がっていると思います。

また、鼻全体の雰囲気もすっきりとした印象になっているのではないでしょうか?


小鼻の丸みを損なわない自然な仕上がり

術前(写真3)と術後3か月(写真4)
術前(写真3)と術後3か月(写真4)

斜めから見て頂くと、術前(写真3)と術後3か月(写真4)で、小鼻の丸みが損なわれず自然に仕上がっているのがお分かりになると思います。

また、小鼻の付け根の位置も若干上がっていると思います。

術前(写真5)と術後3か月(写真6)
術前(写真5)と術後3か月(写真6)

さらに、下から見て頂くと、術前(写真5)と術後3か月(写真6)では、鼻の穴もコンセントのような形状にならずに小さくなっていることがお分かりになるはずです。

小鼻縮小術のデザイン

デザイン(写真7)
デザイン(写真7)

手術を行う際に、左右を定規で測り、同じだけ小さくすると、どうなるでしょうか?

術後に『左右差が強調され、余計目立つ』ということになります。

このようにならないためには、左右バランスを考え、左右で異なったデザインを書くことが非常に重要です。

手術書には、何ミリという話がよく書かれていますが、ご本人の顔に合うようにバランスよくというのがミリ数よりも大事だと私は考えています。

この方のように左右差を気にされている場合には、『左右で違うデザインを書く能力』が必須だと思います。

ミリの話しかしない医者は、こういう場合は、要注意かもしれませんね。

私のデザイン(写真7)をお見せします。

手術デザインの際は、『直線的』な感じではなく、立体をイメージした曲線で書くことがポイントです。

また、この手術は、中縫いの際に大きな力を間違った方向に加えると、小鼻が二段になったように凹んだ部分が出来てしまいますので、縫い方にも気を遣う必要があります。

さらに、表面縫合は、きつく縫うと、血の巡りが悪くなり、縫い目が残ってしまいますので、結び方にも気を遣います。

いずれにしても、『丁寧さ』が非常に大事ですので、時間に追われてバタバタと手術をしている医療機関では、少々環境的に厳しいかもしれませんね。

美容外科の手術は、担当医によって別物であることは、よく書いていますが、小鼻の手術は、特に医者のデザインや、縫合の方法に差が出る手術です。

術前に『担当医がどのような手術を行うのか』ということを、その医師が担当した画像を検索して、術者の能力、センスを認識して手術を受けて頂きたいと思います。

他の話でも同じ事をご紹介していますが、術後に小鼻が腫れていると、患者さんには腫れと認識されずに、『左右差』に見えてしまうことも少なくありません。

そうした術後経過やダウンタイムも考えて手術を検討されることをお勧めします。
⇒小鼻縮小術についてはこちらに手術例をまとめております

小鼻縮小術の腫れについてはブログをご覧下さい。
https://ameblo.jp/dr-y-yamamoto/entry-12725420906.html

小鼻縮小のデザインについてはnoteをご覧下さい。
https://note.com/yamamotoclinic/n/n69da2cc62ef4

※出血シーンがございますので閲覧にはくれぐれもお気を付け下さい。

施術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

施術内容:鼻が大きい・小鼻の広がりを解消する

副作用(リスク):抜糸後、1ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。         

価格:通常料金¥352,000モニター料金¥281,600(税込)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/face/#nose

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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