美容外科話

COLUMN

小鼻縮小
第483話

小鼻縮小術で、鼻の穴を見えなくして下さい!!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

小鼻縮小術の際に、タイトルに書いたようなリクエストを頂くことは珍しくありません。

ご本人には、『今よりは見え難くなりますけど』と、ちょっと歯切れの悪いコメントをすることが多いと思います。

デザインが重要であることは、何回も書いてきましたが、デザインには制約があり、自由自在という訳にはいきません。

ですから、鼻の穴の見え方を自在にコントロールすることも出来ません。

小鼻の自然な丸みを残す小鼻縮小術

小鼻縮小術をデザインする際には、小鼻の丸みが無くならない様に気を遣うことが非常に重要です。

小鼻の丸みがない形状は、自然界に存在しませんので、非常に不自然な形状になってしまうからです。

この丸みを残すために小鼻の切り取れる最大幅に制約が出てしまいます。 では、術前(写真1)、術後3か月(写真2)の正面の状態を比較して頂きたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後3か月(写真2)

小鼻の張りが抑えられても小鼻の自然な丸みは損なわれていないという事がお分かり頂けると思います。

また、鼻の穴の見え方も少なくなっていると思います。

術前(写真3)と術後3か月(写真4)

下から見た状態の術前(写真3)、術後3か月(写真4)をご覧に入れたいと思います。

小鼻の広がりが少なくなり、すっきりとした感じに変化しただけでなく、形状変化により、鼻が高くなったように見えると思います。

術前(写真5)と術後3か月(写真6)

また、斜めから見て頂くと、術前(写真5)と術後3か月(写真6)では、小鼻の大きさが小さくなっているものの、不自然な感じになっていないことがお分かり頂けると思います。

小鼻縮小のデザイン

片側が終了した状態(写真7)

このように、『小鼻の丸みを損なわないように』丸く仕上げるには、デザイン、切除、縫合が一体となっていることが非常に大事です。

小鼻を一部切除する際には、小鼻の中の組織を曲面的に残し、縫合する際にも何回も確認しながら、少しずつ曲線的に仕上げていきます。

つねに空間的な3次元イメージを持ちながら、手術を進める必要があります。

片側が終了した状態(写真7)では、デザインのごとく切除され、小鼻が内側に自然に引き寄せられたような移動をし、縫合部分は曲線的に縫いあがっていることがお分かり頂けると思います。

この曲面的な仕上がりを意識しながら仕上げると、『コンセント鼻』、『三角鼻』と言われるような、“小鼻の丸みがない”仕上がりになる可能性は、ほとんどありません。

『仕上がりの形状は、担当医のセンス(腕)次第』と言っても過言でないと思います。

美容外科の手術は、担当医によって別物であることは、よく書いていますが、小鼻の手術は、担当医によって、全くの別物に仕上がります。

また、失敗してしまうと修正手術が非常に難しくなる手術でもあります。

術前に『担当医がどのような手術を行うのか』ということを、症例写真で、下からの状態を重視して、検討することが何よりも大事です。

施術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

施術内容:鼻が大きい・小鼻の広がりを解消する

副作用(リスク):抜糸後、1ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。         

価格:通常料金¥385,000 モニター料金¥308,000(税込)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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