
鼻尖形成術(だんご鼻解消術・鼻尖縮小術)の手術は、鼻先にある左右の軟骨(鼻翼軟骨)を縫い寄せることで、鼻先を細く高くするという方法です。
日本人の鼻翼軟骨は、西洋人に比べると小さく、余分な軟骨を切り取れるほど大きくありません。そのため、まずは左右の軟骨をそれぞれ折り曲げて細くした後、軟骨を縛ることによって細い鼻先の土台をつくります。
さらに皮下の組織をしっかりと取り除くことにより、すっきりとした鼻先を形成することが可能です。
だんご鼻の原因とは?
「だんご鼻」の原因は、主に鼻先における軟骨の形状や皮膚の厚さにあると考えられます。
このようなだんご鼻の修正には、鼻尖形成術(鼻尖縮小術)、鼻尖への耳介(じかい)軟骨移植といった手術方法をとります。
鼻尖形成術のダウンタイムについて
個人差はありますが、鼻尖形成術のダウンタイムは概ね以下の通りです。
・術後5日~1週間程度で抜糸
・術後2~3日で鼻の腫れがピーク
・術後1週間程度で痛みや腫れが治まる
だんご鼻を解消する当院の手術方法

当院の鼻尖形成術は、オリジナルの施術方法をとっており、鼻先の軟骨の形を糸で縫合しています。
また、手術書に載っている方法とは違い日本人仕様に変えた方法で手術をしています。この術式の最大の特徴は、『大鼻翼軟骨を曲げて使う』ということです。これによって、鼻先の四角い感じに丸みを与えることが可能です。
このやり方ですと、軟骨の血流も阻害し難く、軟骨が変形、萎縮する可能性が非常に低く、術後の後戻りや、変形を防止出来ると考えています。
鼻尖形成術の特徴とメリット


鼻の穴の内側を最小限に切開、余分な組織を切除し、鼻尖軟骨を折り曲げて縫合します。切開するのは鼻の中ですから、傷が見えることはありません。
鼻尖形成術の術前術後

他院では、『アップノーズになる』『鼻先だけ異常に細くなる』等言われる方が多いようです。
当院の手術は、他院で行われている『一般的な手術』とは異なり、『結果も異なり』ます。
術前と術後3か月では、つまんだような感じ(ピンチノーズ)になっておらず、鼻先がすっきりとした感じに変わっているのがお分かりいただけると思います。

横から見てもアップノーズになっていないこともお分かりいただけると思います。
軟骨移植を取り入れた手術の特徴とメリット
鼻尖形成術+耳介軟骨移植術の場合(鼻背)

鼻尖形成術に加えて、耳介軟骨を移植する施術です。耳介軟骨の『反り具合』が鼻尖を整える際の『自然さ』を作り出します。
耳介軟骨の移植について
鼻根部の高さを出すのに一番簡単なのは、プロテーゼ(シリコン)を入れたり、フィラーなどの注入物を使うことなのですが、注入物は、長期的にみると鼻筋が太くなるなどの変化が出る可能性もあり、当院では行っておりません。
ご本人の組織を使う場合、筋膜、筋膜+砕いた軟骨、肋軟骨等様々な選択肢があります。
状況によって使い分けることは大事なのですが、ボリュームをそこまで必要としない場合、耳介軟骨の『反り具合』が『自然さ』を上手く演出すると当院では考えておりますので、好んで耳介軟骨を使います。

術中に耳介軟骨を採取している様子です。耳介軟骨を採取する際は、最小限の出血で処置しないと、術後に血腫が出来てしまいますので、丁寧さが非常に大事です。
鼻尖形成術+耳介軟骨移植術の術前術後

この方は、ご本人の組織でというご希望がありましたので、鼻尖形成術(団子鼻手術)と鼻根部への耳介軟骨移植術を計画しました。
術前、術後3か月の変化です。鼻が全体的にすっきりとした感じに仕上がっていると思います。
術後の形状シミュレーション

【症例付き】鼻尖形成術についてのよくある質問
鼻尖形成が他の人にバレないか?

鼻尖形成で他の人にバレバレになりませんか?と質問をされることが多いです。
このような自然な変化では、他人にバレバレという感じではないと思います。『あれ?何となく雰囲気かわった?』『お化粧変えた?』『痩せた?』というような気付かれ方が、私的には、『非常にうまくいっている手術』と認識しています。
鼻尖形成術で、鼻は細くなりますか?

当院では鼻尖の軟骨の処理の仕方が他院の手術と大きく違います。
鼻先が少し細くなり、高くなっていることがお分かり頂けるはずです。軟骨移植をしなくても、この程度の変化を出すことが私の術式では可能です。
鼻先はどれくらい変わりますか?

下から見た状態を比較して頂くと、術前(写真3)と術後3か月(写真4)では、鼻先が細く高くなっているだけでなく、鼻のボリューム感も変わっています。
ポリービーク変形が起きたり、アップノーズになっていないことも詳細よりご確認ください。
ポリービーク変形や、アップノーズになりませんか?

横から見て頂いても、術前(写真3)と術後3か月(写真4)で、ポリービーク変形や、アップノーズになっていないこともお分かり頂けると思います。