まず、御協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深く感謝いたします。
今回ご紹介するのは、他院眼瞼下垂手術の修正手術です。
この方は、他院にて眼瞼下垂手術を受けられ、二重の幅を狭くしたい、閉瞼時の傷が凹んだ感じが気になるということで、当院にいらっしゃいました。
眼瞼下垂手術の修正手術ビフォーアフター
術前(写真1)と術後4か月(写真2)の状態を比較して頂きたいと思います。
黒目がはっきりとし、二重の幅が若干狭くなったのがお分かり頂けると思います。
閉瞼時でも術前(写真3)と術後4か月(写真4)を比較していただくと、傷の凹みも改善していることがお分かりになると思います。
皮膚切除のデザインと術中の様子
この様な場合、皮膚が若干余っていること、目の開き方に原因があり、組織の位置関係を根本から修復する必要性があります。
皮膚切除のデザインをお見せします(写真5)。
術中の所見です。矢印で示した部分が、前医の挙筋腱膜を固定した糸です(写真6)。
これらを外して、位置を修正する必要があります。
この際に写真のように出血さない技術と、挙筋腱膜を浮腫ませないように組織を愛護的に扱うという技術が要求されます。
もし、出血させたり、挙筋腱膜を浮腫ませ(うっ血)てしまうと、位置調整する事が非常に難しくなってしまいます。
こうした手術は、言葉にすると『癒着を剥離する』という一言になるのですが、この単純で難しい作業を常に同じレベルでこなすというところに非常に高度な能力が要求されます。
これらの位置を修正した状態をお見せします(写真7)。
この状態でも糸で固定した挙筋腱膜の浮腫み(浮腫みが強いと、うっ血して紫色に代わってしまいます)が最小限に抑えられているのがお分かりいただけるでしょうか?
眼瞼下垂手術の修正手術の術後経過
次に、術後の経過をご紹介したいと思います。
術後5日目、抜糸時の状態ですが、これだけ複雑な手術を行うと非常に腫れます。
腫れの為に、二重の幅も広くなり、傷も赤くなってしまいます(写真8, 9)。
修正手術は、経過に時間がかかるということは、何回も書いていますが、この方の術後1か月の状態をお見せします。
二重の形状は、落ち着いてきているものの、黒目の見え方がはっきりとしていないのがお分かりいただけると思います。
また、傷の赤みと凸凹した感じも気になると思います(写真10, 11)。
この後の、術後4か月の状態は、先にお見せしたので、経過のご参考にして頂きたいと思います。
こうした経過のお写真は、常にご紹介していますが、ご自分が当事者になると、『傷が、ミミズ腫れになっている』『傷がケロイドになった』『本当に改善するのか』等々をおっしゃる方にお会いすることも珍しくありません。
修正手術は、初回の手術とは全く異なる経過をとり、一時的に悪化したように見えますし、非常に個人差が出ます。
術後は、私の言葉を信じて頑張って頂きたいと思います。
⇒目の他院修正手術についてはこちらに手術例をまとめております
関連動画はこちらです(出血シーンがございますので、閲覧にはお気を付けください)
施術名:眼瞼下垂修正術
施術内容:(今回の場合)二重の幅を狭くし、閉眼時の傷の凹みを修正する
副作用(リスク):術後の腫れ・一時的に悪化したように見える場合がある
施術料金:通常料金¥648,000(税込)モニター料金¥518,400(税込)
治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/
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