美容外科話

COLUMN

鼻の他院修正手術
第478話

鼻先曲がって、とがりすぎた鼻先をどう治す??!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

この方は、他院にて鼻尖形成術、鼻尖部に耳介軟骨移植術を受けられた方です。

鼻先がとがって、不自然な感じが気になるというのが、ご本人の相談内容でした。

治療目的として、鼻尖のとがった形状を変えること、曲がった鼻先を真直ぐにすることを考えました。

したがって、手術計画としては、オープン法にて、鼻尖の軟骨の位置や状態を確認後、鼻先の形状を整える事、移植軟骨のボリュームを減らすことを計画しました。

また、切開場所は、前医でのオープン法での傷を利用することにしました。

鼻尖形成と鼻尖軟骨移植の修正手術のビフォーアフター

では、術前(写真1)、術後6か月(写真2)の側面の変化を御覧に入れたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後6か月(写真2)

術前写真の中に書いた矢印の部分の尖った感じの変化にご着目して頂きたいと思います。

現実にお会いした方が、術前の写真よりも高い印象を受けます。

正面から見た術前(写真3)と術後6か月(写真4)もご覧に入れます。

写真だけ比較すると正面の変化は、お分かりになり難いかもしれません。

術前(写真3)と術後6か月(写真4)

また、斜めから見て頂くと術前(写真5)と術後6か月(写真6)では、鼻尖が『何となくボリュームダウンしたように見えるだけ』かもしれません。

術前(写真5)と術後6か月(写真6)

術中所見(写真7)をお見せしますが、前医で移植された軟骨が多く鼻柱も太くなっていることがお分かり頂けるでしょうか?

この移植された軟骨のボリュームを少なくし、鼻尖に移植されていた軟骨は、サイズダウンした後に再移植しました。

鼻柱の術後状態をお見せします(写真8)。

『何となくボリュームダウンしてすっきりした』ことがお分かり頂ければ十分です。

術中所見(写真7) (写真8)

下から見た術前の状態(写真9)と術後6か月の状態(写真10)とを比較して頂くと、曲がりと尖り(写真中矢印)が改善したことがお分かり頂けるはずです。

術前(写真9)と術後6か月(写真10)

この様に、不要と思われる軟骨が鼻に入っていたことを考えると、手術前にどのような手術計画を立てるかが、いかに大事かお分かり頂けるはずです。

まして、医師でない『カウンセラー』なる無治療経験、無資格の人間が、手術計画を立てることは、あってはならないことだと思います。

いつも同じような事を書きますが、手術計画や手術デザイン等が結果に直結するものを、担当医がどのように考え、どのようなプロセスを経て行っているかというのは、非常に大事なことです。

こうした術中のことを見る機会は少ないと思いますので、担当する医師の症例写真をよく検討されることをお勧めします。

鼻の他院修正の手術に関してはこちらに手術例をまとめております
鼻の他院修正の施術例はこちら

施術名:鼻尖形成修正+鼻尖軟骨移植修正

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
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『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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