美容外科話

COLUMN

小鼻縮小
第505話

小鼻縮小って、難しい!!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

小鼻縮小術の際には、デザインが重要であることは、何回も書いてきました。

また、それと同じくらい、曲面的に切って球体のような縫合を加えていくという事が大事というお話も何回か書きました。

最近は、情報が伝播しやすくなり、私のクリニックでは、『大きな変化』を望まれる方にお会いする機会は減りました。手術デザインは、顔の大きさ、小鼻の大きさ、左右差、鼻尖とのバランス等によっても変わります。この美的感覚は、担当医によって全く違います。ご自分の感性と合う担当医を探すことが非常に大事なのは、これが所以です。

前置きが長くなりましたが、今回の方をご紹介したいと思います。術前(写真1)、術後1か月(写真2)の正面の状態を比較して頂きたいと思います。小鼻の張りが抑えられて、全体的な横幅も小さく見える事がお分かり頂けると思います。

BEFORE
AFTER

斜めから見た状態(写真3, 4))で比較して頂きたいと思います。『何となくすっきりした変化』に気が付かれるでしょうか?この『何となく』というのが、私が非常に大事にしている点です。

『自然な変化』と一口に言っても、デザインには非常に苦労します。小鼻には、必ず左右差がありますので、この点を考慮しながら線を書かなければいけません。術前デザインをお見せしますが、左右で非常に異なった切除幅になっている点にご着目下さい(写真5)

次に小鼻を切除し縫合していくのですが、縫合も曲線的に処理をし、曲面で仕上がるように注意を払います。片側が終了した状態をお見せしますので、『小鼻が曲面的に縫いあがっている』点をご理解頂きたいと思います(写真6, 7)。

このように、『小鼻の丸みを損なわないように』自然に仕上げるには、縫合方法も非常に大事で、切除幅だけが大事な訳ではありません。小鼻縮小術の話をすると『mm』の話ばかりをされることもありますが、私が大事にしているのは、『バランス』や『顔との調和』で、別人のような形状にする感性を持ち合わせていません。

美容外科の手術は、担当医によって別物であることは、よく書いていますが、小鼻の手術は、特に担当医の感性が非常に大事です。術前に担当医の症例写真から、『自分の感性』と合っているかを検証することを強くお勧めします。

施術名:小鼻縮小術(鼻翼縮小術)

施術内容:小鼻を小さくする・小鼻の広がりを解消する

副作用(リスク):抜糸後、1ヵ月程度は傷の赤みがある。元に戻すことができない。         

価格:通常料金¥385,000(税込) モニター料金¥308,000(税込)※2024.48現在※

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。

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『美容外科話』著者

  • 1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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