美容外科話

COLUMN

小鼻縮小
第391話

小鼻縮小(鼻翼形成術)の効果と変化。

まずはじめに、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深く感謝いたします。

小鼻縮小術を希望される方の中には、“出来るだけ鼻を小さくしたい”という御希望をされる方がいらっしゃいます。

特に“術後しばらくすると大きさが戻ってしまうので”とおっしゃられる方にお会いすることも珍しくありません。

今回は、この2点に焦点を当てながらご説明したいと思います。

まず、出来るだけ小さくという点についてですが、小鼻は『空気の通り道』ですので、あまり小さくしすぎると、呼吸が辛くなるばかりか、形状的にも不自然になってしまうことが多いと思います。

当院にいらした方で、他院での手術後に息苦しくなった、小鼻が小さすぎて不自然になった、小鼻の丸みが無くなってしまった等のお悩みは、『小鼻の切りすぎ』に起因することが多いと思っています。

次に、『小鼻が戻ってしまう』という事についてですが、これは『術式による』と考えていまます。

時に左右小鼻を皮下の糸で寄せたりするものは、一時的な事が多いばかりか『笑うと引っ張られて痛い』という現象さえ起こることがあります。

当院で行っている方法は、受けとる側の皮膚と鼻翼の直径を合わせるという、傷や切り取った部分に負荷のかからない方法ですので、術後数か月して後戻りをするという事は、ほとんどないと考えています。

では、術前と術後8か月の状態を比較して頂きたいと思います(写真1, 2, 3, 4, 5, 6)。

BEFORE
手術前
AFTER
手術後

小鼻の高さが若干変わり、鼻の横幅も小さくなり、『何となくすっきりとした』感じに仕上がっているのが、お分かりいただけますでしょうか?

この、『小鼻の高さが若干上がる』ことと『小鼻の横幅が若干小さくなる』ということに、私のこだわりがあり、内部処理に工夫をしています。

また、小鼻の丸みを損なわないように配慮することも大事なことだと思っています。


さきに述べましたが、『後戻り』するかという事に関しては、論より証拠で、術後3か月の状態とお見せしますので、先ほどの術後8か月の状態と比較していただきたいと思います(写真7, 8, 9)。

当院では、何ミリ幅の小鼻にするか、小鼻を何ミリ切り取るかという事よりも術後の仕上がりの『バランス重視』ですので、その方に合うような切除するデザインを考えるようにしています。

しかし、小鼻が大きい方に少ししか切らないと、『やった意味が分からない』ということになってしまう可能性もありますので、このあたりの『患者さんとの感性』が合っているかという事が、非常に重要だと思います。

私の感性に関係なく、『出来るだけ小さく』とご希望される方は、他院で手術を検討されることをお勧めしますし、私の手術はあくまで、『控えめな変化』ですので、この点についてもあらかじめご理解いただきたいと思います。

先程の話題に戻りますが、『後戻り』はしていないことがお分かりいただけますし、これは、術中の私のこだわりでもあります。

反対に言うと、『元に戻してほしい』というリクエストには、お応えできないという事もお分かりいただけるはずです。

小鼻縮小のその他の施術例はこちら

いつも同じことを書きますが、『同じ名前の手術でも別物』ですので、手術を受けるまえにその担当医と感性がずれていないかという事をよく検証されることをお勧めします。

※出血シーンがございますので、閲覧にはご注意ください

施術名:小鼻縮小

施術内容:鼻が大きい・小鼻の広がりを解消する

副作用(リスク):抜糸後、1ヵ月程度は傷の赤みがある

価格:通常料金¥297,000(税込)、モニター料金¥237,600(税込)

【小鼻縮小のプチ整形】小鼻をほんのちょっと小さくする症例

私のクリニックには、“鼻が横に広いのが気になる”“笑った時の小鼻の形が気になる”というお悩みで、小鼻を小さくしたいと希望される方が、多く来院されます。

小鼻縮小は、切除するデザインにより、仕上がりの形状が大きく影響を受けるため、『担当医の美的センス』が非常に大事になります。

センスが良いとか悪いとかの問題ではなく、どのような手術をするのか、またその手術が自分に合っているのかを見極めて頂くことが、患者さんにとっては非常に重要だと思います。

まず、術前(写真1)と術後1か月(写真2)の正面の状態を比較していただきたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後1ヵ月(写真2)

どこが変わったか、お分かりいただけますか?

『小鼻の張りが小さくなり、鼻の穴の見え方も変わった』のがお分かりいただけるはずです。

また、よく見ると『小鼻の高さ(位置)も変わった』ことにも気が付かれるはずです。


写真3、4、5、6
写真3、4、5、6

下から見て頂くと、小鼻の幅が小さくなっていることもお分かりいただけると思います。(写真3, 4)

斜めから見た変化では、小鼻の位置が若干高くなり、何となく小鼻が小さくなって、『すっきりとした感じ』の印象を受けると思います(写真5, 6)。

デザイン(写真7)
デザイン(写真7)

美容外科の手術で『デザインが非常に大事』という事は、よく書く書きますが、この手術は、小鼻本来の丸みを損なわないデザインをすることが非常に大事だと思います。

特に小鼻に直線的なデザインを引いてしまうと、小鼻の丸みがなく平らな不自然な鼻が出来上がります。

今回の方は、小鼻の下の部分だけを少し切って欲しいというご要望でしたので、この点も考慮に入れてデザインをしました(写真7)。

また、切除デザインだけではなく、切除の仕方(メスの使い方)、中縫いの処理の仕方等、担当医によっては別物と言っても良いほど違いますので、こうしたことも事前に確認しておいた方が良いと思います。

下から見上げた時に小鼻の丸み(張った感じ)が無くなった三角形の鼻になってしまうと修正が非常に難しいので、くれぐれもこの点は、担当医に確認する必要性があります。

抜糸時(写真8.9.10)
抜糸時(写真8.9.10)

最後に術後の腫れ方についてご説明したいと思います。

術後5日目抜糸時の状態(写真8, 9, 10)です。

この手術は通常あまり腫れませんが、傷の赤みが出ますので、お化粧でしばらく隠して頂く必要があると思います。

関連動画はこちらです。※出血シーンがございますので閲覧にはお気を付けください。

施術名:小鼻縮小(鼻翼縮小)

施術内容:鼻の穴の広がりや鼻の穴を小さくする

副作用(リスク):小鼻を切除しすぎてしまうと不自然な形になる

施術料金:¥237,600(モニター料金¥190,080)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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