美容外科話

COLUMN

小鼻縮小
第412話

【小鼻縮小】小鼻同士の距離と小鼻の横幅のバランスはどう変化するか

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

今回ご紹介するのは、小鼻縮小術です。

手術の方法に関して大きな変化や当院独自という部分は非常に少ないのですが、
最近患者さんから受けた御質問から、私の手術の特徴を少し詳しくご説明した方が良いと思われたことについてご説明したいと思います。

早速正面の術前(写真1)と術後3か月(写真2)の状態変化をお見せしたいと思います。

BEFORE
術前(写真1)
AFTER
術後3カ月(写真2)

小鼻が小さくなったというのは、当たり前の話なのですが、
よく『小鼻と小鼻の距離、小鼻の横幅は変わりますか?』という御質問を受けます。

写真からもお分かりになりますが、『私の手術では、あまり横幅は変わりません』。これには、医者としての考え方があります。


小鼻の横幅の実測値を小さくする方法に、左右の小鼻と小鼻に皮下にトンネルを作って引き寄せるというものがあります。

これは、写真で見ると小鼻の横幅も小さくなり、一見綺麗なのですが、写真は静止画で、動いたり引っ張られたりする感じというのは分かりません。

しかし、現実の生活では、顔は動画のように常に動いています。

私のクリニックでは、皮下トンネルで左右の小鼻を寄せる手術を受けられた方が
『笑うと小鼻が突っ張る』
『いつも小鼻が引っ張られている感じがする』
というお悩みを相談しにいらっしゃる方にお会いすることが多いので、この術式には疑問を持っています。

このような経験的な理由から、当院ではそのような術式を行っていません。

このことについて少し説明を加えたいと思います。

写真3、4
写真3、4

術前の状態の写真(写真3)に黄色い線と緑色の線を書きましたが、この黄色い線の横幅は、術後3か月の状態(写真4)と比べて頂くと、手術によって、小さくなっているのがお分かりいただけると思います。

しかしながら、緑色の線の部分には変化がないことがお分かりいただけると思います。

緑の部分を変えるというのが、皮下トンネルで左右の小鼻を引き寄せる手術が行っていることで、私の手術は、黄色い線の部分を変えることによって、『小鼻の横幅を小さく見せている』というものです。

ザイン(写真5.6.7)
デザイン(写真5.6.7)

この小鼻を切除するという作業には、デザインとメスの使い方が非常に重要です。

デザインは、『左右差を考慮しながら、曲線的にデザインする』という事に気を遣う必要があります。

私の手術デザインをお見せします。左右での切り方の違い、引いている曲線等にご注目して頂きたいと思います(写真5, 6, 7)。

いつも同じようなことを書きますが、各々の手術に『担当医の好み、考え方』が反映されます。

どのような手術が優れているのかという事ではなく、どのような手術が自分に合っているのかという事をよくお考えになることをお勧めします。

関連動画はこちらです。※出血シーンがございますので閲覧にはお気を付けください。

施術名:小鼻縮小(鼻翼縮小)

施術内容:鼻が大きい・小鼻の広がりを解消する

副作用(リスク):抜糸後、1ヵ月程度は傷の赤みがある

価格:通常料金¥297,000モニター料金¥237,600(税込)

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。
https://dr-yamamoto.com/cost/

ご質問がある方は、こちらまでメールを頂きたいと思います。私が責任をもって拝読させていただいておりますが、時間の関係上、スタッフが返信を書かせて頂いております。
https://dr-yamamoto.com/contact/

また、スタッフブログもぜひご覧下さい。
https://ameblo.jp/yamaclistaff

当院のインタグラムのページもありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.instagram.com/shinjyuku.yamamotoclinic/

『美容外科話』著者

  • 山本 豊【山本クリニック院長】

    1992年 東京医科大学卒業。2004年8月 山本クリニック設立。
    美容外科の手術を中心に行っているクリニック。 他院手術トラブル修正手術、海外で受けた修正手術にも対応している。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会 元指導医。医療法人社団 豊季会 理事長。資格:医学博士(甲種)、日本外科学会認定医、日本アンチエイジング外科学会 名誉理事、JAASアカデミー最高指導医。

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